◎フーシ派はイスラエル軍がパレスチナ・ガザ地区から撤退するまで紅海やアデン湾の船舶を攻撃し続けると宣言。イスラエルと関係のない船も攻撃を受けている。
イエメン沖、紅海(Getty Images)

イエメン沖の紅海にミサイルが飛来したものの、航行中の船舶に被害はなかった。現地メディアが23日に報じた。

AP通信は米中央軍(CENTCOM)当局者の話しとして、親イラン武装組織フーシ派が発射したとみられるミサイルを紅海上空で確認したと伝えている。

フーシ派は犯行声明を出していない。フーシ派の犯行声明は攻撃から数日後に出されることがある。

英国海運貿易オペレーション(UKMTO)も声明を出し、ジプチに近いバブ・エル・マンデブ海峡近くにミサイルが飛来したと報告した。

その他の民間警備会社もミサイルを探知したとしている。

フーシ派はイスラエル軍がパレスチナ・ガザ地区から撤退するまで紅海やアデン湾の船舶を攻撃し続けると宣言。イスラエルと関係のない船も攻撃を受けている。

CENTCOMによると、フーシ派は昨年11月以来、この海域で50回以上の攻撃を仕掛け、1隻の船舶を拿捕、もう1隻を撃沈した。

紅海とアデン湾を航行する船舶はフーシ派の攻撃を回避するため、アフリカ南端の喜望峰ルートへの迂回を余儀なくされている。

CENTCOMによると、フーシ派の攻撃頻度は落ちているという。

フーシ派は今月、米軍のドローン「MQ9リーパー」を2機撃墜したと主張している。

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