◎事故は現地時間午前3時30分頃に発生。地下約870メートル地点で作業に当たっていた鉱夫15人が巻き込まれた。
ポーランド南部の炭鉱で落盤事故があり、2人が死亡、1人が行方不明になっている。地元メディアが14日に報じた。
それによると、事故は現地時間午前3時30分頃に発生。地下約870メートル地点で作業に当たっていた鉱夫15人が巻き込まれたという。
炭鉱を運営する会社の広報担当は声明で、「救助隊によって運び出された14人のうち2人が死亡、12人が病院に搬送され、うち9人が入院した」と明らかにした。
地元テレビ局が報じた映像には炭鉱の入り口付近で関係者に話しを聞く警察官やガスマスクを着けた救助隊員の姿が映っていた。
救助隊は残り1人の捜索を続けている。
報道によると、落盤は炭鉱の切羽(せっぱ)付近で発生したという。一部のメディアは作業中にメタンガスが噴出したと報じているが、詳細は不明だ。
ポーランドでは先月17日にも鉱夫1人が落盤事故により死亡している。
昨年炭鉱の事故で亡くなった鉱夫は15人。その多くが落盤や陥没によるものであった。