◎マダガスカルは世界で最も地球温暖化の影響を受けている国のひとつであり、数百万人が人道機関・団体の支援を受けている。
マダガスカル、首都アンタナナリボ(Getty Images/AFP通信)

アフリカ南部・マダガスカルにサイクロン・ガマネが上陸し、少なくとも18人が死亡、4人が行方不明になっている。現地メディアが29日に報じた。

それによると、ガマネは北部に上陸し、広い範囲で大雨となっている。

地元当局は複数の集落で洪水や土砂崩れが発生し、これまでに18人の死亡を確認、少なくとも4万7000人が住まいを失ったと報告している。

被害の全容は明らかになっておらず、中央政府と国連などの機関が連携して調査に当たっている。

ガマナは北部に上陸後、勢力を弱め、28日朝に温帯低気圧に変わった。

現地メディアによると、北部の複数の集落が冠水し、道路や橋が流されたという。

多くのボランティアがボートで被災地に向かい、取り残された人を救助した。

気象台は28日朝に暴風警報を解除。大雨警報は維持している。

国連世界食糧計画(WFP)によると、2022年以降にマダガスカルに上陸したハリケーンは10個を超え、数十万人が住まいを失ったという。

マダガスカルは世界で最も地球温暖化の影響を受けている国のひとつであり、数百万人が人道機関・団体の支援を受けている。

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