◎警察は運転手が何らかの理由で運転操作を誤り、欄干に突っ込んだとみて捜査している。
2024年3月29日/南アフリカ、北部リンポポ州、バスが転落した橋(Getty Images)

南アフリカ北部リンポポ州の峠でバスが橋の欄干を突き破って50メートル下に転落・炎上し、運転手を含む45人が死亡した。警察が29日、明らかにした。

それによると、事故はリンポポ州郊外の幹線道路で発生。乗客はボツワナからイースター(復活祭、3月31日)休暇で訪れていた人々だった。

救助隊は唯一の生存者である8歳の子供を救助し、病院に搬送した。

報道によると、多くの遺体が見分けがつかないほど黒焦げになり、数人が車外に投げ出された状態で見つかったという。

現場は首都プレトリアの北方約200キロの峠。

警察は運転手が何らかの理由で運転操作を誤り、欄干に突っ込んだとみて捜査している。

ラマポーザ(Cyril Ramaphosa)大統領はSNSに声明を投稿。「亡くなったのは全員ボツワナ人で、イースター休暇を利用してリンポポ州の町に向かっていたようだ」と書き込んだ。

地元メディアによると、リンポポ州にはシオンキリスト教会の大きな施設があり、年間数十万人の礼拝者が訪れるという。

警察庁はイースター休暇中の交通事故に注意を呼び掛けている。昨年はイースター中に200人以上が交通事故で死亡した。

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