◎シコルスキ氏はポーランドのNATO加盟25周年を記念する議会演説でこのように発言した。
ゼレンスキー大統領とポーランドのドゥダ大統領(Efrem Lukatsky/AP通信)

ポーランドのシコルスキ(Radek Sikorski)外相は8日、「NATO軍のウクライナ派兵は考えられないことではない」と言及し、「その考えを否定しないフランス大統領に感謝する」と表明した。

シコルスキ氏はポーランドのNATO加盟25周年を記念する議会演説でこのように発言したが、トゥスク(Donald Tusk)首相は派兵を否定している。

この発言はウクライナ東部と南部の前線で勢いを増すロシア軍に対抗したい欧州諸国の考えを反映している。

米連邦議会はウクライナ支援を含む予算の採決を差し止めており、EUにさらなる圧力がかかっている。

フランスのマクロン(Emmanuel Macron)大統領は先月、「欧米軍がウクライナに派兵される可能性は否定できない」と発言した。

この発言はNATOのタブーを破るものであり、他の首脳から反発を招いた。

フランス政府は火消しに追われたものの、一部の閣僚はロシアにウクライナでの戦争には勝てないという明確なシグナルを送る必要があるというマクロン氏の発言に理解を示した。

ロシアはNATOがウクライナに部隊を派遣すれば世界を巻き込む大戦に発展すると警告。プーチン(Vladimir Putin)大統領は核戦争を引き起こす可能性があると警告した。

ポーランドのトゥスク氏はマクロン氏の発言後、ウクライナへの派兵を最初に否定した欧州首脳のひとりである。 「ポーランドはウクライナに軍隊を派遣するつもりはありません...」

しかし、シコルスキ氏は「ウクライナにおけるNATO軍の駐留は考えられないことではない」と述べ、「それはプーチン大統領が最も恐れていることである」と指摘した。「我々はプーチン大統領を恐れていないと明確に示したマクロン大統領の発言を評価します...」

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