◎ブラジルやアルゼンチンなどの中南米諸国もイスラエルの軍事作戦が子供を含む多くのガザ市民を死に追いやっていると批判している。
イスラエル政府は1日、南米ボリビア、チリ、コロンビアがパレスチナ・ガザ地区への空爆・地上侵攻に抗議するために取った外交的な動きを批判した。
ブラジルやアルゼンチンなどの中南米諸国もイスラエルの軍事作戦が子供を含む多くのガザ市民を死に追いやっていると批判している。
イスラエル外務省は1日付けの声明でコロンビアとチリ両政府に対し、赤ん坊、子供、女性、高齢者を虐殺し、拉致したハマスを明確に非難するよう呼びかけた。
コロンビアとチリ両政府は10月31日、駐イスラエル大使を呼び戻すと発表。ボリビア政府はイスラエルとの外交関係を断絶した。
イスラエル外務省は次のように述べている。「イスラエルはコロンビアとチリに対し、民主主義国家が自国民を保護する権利を支持し、すべての拉致被害者の即時解放を求め、ハマスを支持するベネズエラやイランと同調しないことを期待する」
チリ外務省は駐イスラエル大使に関する声明でハマスに言及しなかったが、ボリッチ(Gabriel Boric)大統領はX(旧ツイッター)に投稿した声明で、「ハマスによる攻撃や誘拐を強く非難する」と述べていた。
一方、コロンビアのペトロ(Gustavo Petro)大統領はイスラエルの行動を非難する多くのメッセージをソーシャルメディアで共有している。
ペトロ氏はXにこう投稿している。「これはジェノサイドだ。イスラエルはパレスチナ人をガザから追い出し、占領するつもりだ」