◎開票率99%時点の暫定結果は国民党50議席、労働党34、緑の党14、ACT党11、NZファースト党8、マオリ党4となっている。
2023年1月22日/ニュージーランド、首都ウェリントン、労働党のヒプキンス党首(左)とアーダーン首相(当時)(Mark Mitchell/New Zealand Herald/AP通信)

ニュージーランドで14日、総選挙(一院制、定数120)が行われ、即日開票された。

地元メディアによると、ヒプキンス(Chris Hipkins)首相率いる与党・労働党は大敗を喫したという。

労働党は2020年の選挙で同国史上初となる単独過半数を獲得したが、今回の選挙で議席の半分を失うことが確実となった。

野党・国民党のラクソン(Christopher Luxon)党首が首相に就任する見通しである。

選挙管理委員会によると、開票率99%の時点で国民党の得票率は約40%。労働党は25%にとどまった。

ラクソン氏は最大都市オークランドの集会で勝利を宣言し、喝采を浴びた。

国民党は公式X(旧ツイッター)に声明を投稿。「全国民と共に、新しい仕事に取り掛かることを楽しみにしている」と表明した。

ラクソン氏は演説の中で、「変化を求める国民の声に耳を傾け、希望に満ちた新しいNZをつくる」と語った。

開票率99%時点の暫定結果は国民党50議席、労働党34、緑の党14、ACT党11、NZファースト党8、マオリ党4となっている。小選挙区比例代表併用制で行われた。

国民党はリバタリアンのACT党と連立を結ぶものとみられる。

ヒプキンス氏は首都ウェリントンの集会で演説。敗北を認め、支持者に謝意を示した。

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