◎開票率99%時点の暫定結果は国民党50議席、労働党34、緑の党14、ACT党11、NZファースト党8、マオリ党4となっている。
ニュージーランドで14日、総選挙(一院制、定数120)が行われ、即日開票された。
地元メディアによると、ヒプキンス(Chris Hipkins)首相率いる与党・労働党は大敗を喫したという。
労働党は2020年の選挙で同国史上初となる単独過半数を獲得したが、今回の選挙で議席の半分を失うことが確実となった。
野党・国民党のラクソン(Christopher Luxon)党首が首相に就任する見通しである。
選挙管理委員会によると、開票率99%の時点で国民党の得票率は約40%。労働党は25%にとどまった。
ラクソン氏は最大都市オークランドの集会で勝利を宣言し、喝采を浴びた。
国民党は公式X(旧ツイッター)に声明を投稿。「全国民と共に、新しい仕事に取り掛かることを楽しみにしている」と表明した。
ラクソン氏は演説の中で、「変化を求める国民の声に耳を傾け、希望に満ちた新しいNZをつくる」と語った。
開票率99%時点の暫定結果は国民党50議席、労働党34、緑の党14、ACT党11、NZファースト党8、マオリ党4となっている。小選挙区比例代表併用制で行われた。
国民党はリバタリアンのACT党と連立を結ぶものとみられる。
ヒプキンス氏は首都ウェリントンの集会で演説。敗北を認め、支持者に謝意を示した。