◎消防庁は広い範囲で空気が乾燥し、山火事のリスクが高まっているとして、アレクサンドルポリスなどの山火事警戒レベルを引き上げている。
2022年7月23日/ギリシャ、レスボス島のビーチリゾート近くで発生した山火事(Yorgos Karahalis/AP通信)

ギリシャ当局は19日、北部アレクサンドルポリスなどで山火事が発生したとして、少なくとも8つの集落に避難命令を出した。

消防によると、消防飛行機14機、消防ヘリ3機、消防士130人以上が消火活動にあたり、他の地域から増援が向かっているという。

火災はアレクサンドルポリス東方の集落近くで19日未明に発生した。

今のところ死傷者は確認されていないが、2つの集落で家屋に被害が出ているようだ。

この火災により、アレクサンドルポリスの主要幹線道路の一部区間が通行止めとなった。

消防庁はアレクサンドルポリスの住民に対し、窓を閉め切り、避難勧告や命令が出る前に行動を起こすよう呼びかけている。

第2の都市テッサロニキ郊外でも小規模な山火事が発生。これは半日ほどで鎮火したと伝えられている。

消防庁は広い範囲で空気が乾燥し、山火事のリスクが高まっているとして、アレクサンドルポリスなどの山火事警戒レベルを引き上げている。

ギリシャ中部では先月にも大規模な山火事が発生。リゾート地のロードス島では観光客約2万人が避難を余儀なくされた。

この火災では消火に当たっていた消防飛行機が墜落し、乗員2人が死亡している。

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