◎この男性は先週行われた試合中、審判に暴行を加えたとして、殺人未遂で起訴されていた。
アルゼンチン・首都ブエノスアイレスのアマチュアサッカーリーグに所属する選手が頭に銃弾を受け、死亡した。地元当局が18日、明らかにした。
それによると、亡くなったのは24歳の男性。遺体は男性の自宅近くの駅で発見されたという。
この男性は先週行われた試合中、審判に暴行を加えたとして、殺人未遂で起訴されていた。
男性が審判に暴行を加える動画はソーシャルメディアで拡散され、非難と怒りを呼び起こした。男性は15日の試合中、審判を殴り倒し、頭を蹴り飛ばしたとされる。
審判は意識を失い、ブエノスアイレスの病院に緊急搬送された。
地元メディアによると、被害者は警察に被害届を提出し、地検は男性を殺人未遂などで起訴したという。
地元のニュースチャンネル「Crónica」は男性の妻とされる女性の証言を引用し、「夫は自殺したとみられる」と伝えている。
それによると、男性は妻の携帯に宛てたメッセージで「子供たちを頼む」「刑務所で毎日苦しむぐらいなら死んだ方がいい」などと述べていたという。
男性には2歳と生後7カ月の子供がいた。
スポーツの事件や事故を取り扱う中央政府の委員会は審判への暴行を糾弾し、この男性のスポーツ大会への参加を生涯禁じることを検討していた。
男性は17日、公共放送カナル7のインタビューで、「私は自分をコントロールできず、あのような反応を示してしまった」と語っていた。「私は当時、怒っていました。審判は最初から相手に有利な判定ばかりしていたのです...」