◎インドの首相がエジプトを国賓訪問するのは1997年以来26年ぶり。
インドのモディ(Narendra Modi)首相が24日、2日間のエジプト訪問を開始した。
AP通信によると、4日間の米国訪問を終えたモディ氏は24日午後に首都カイロの空港に到着したという。
インドの首相がエジプトを国賓訪問するのは1997年以来26年ぶり。
モディ氏はツイッターに声明を投稿。「空港で私を迎えてくれた全ての人に感謝する」と表明し、「両国のつながりが強化され、国民に利益がもたらされますように」とした。
モディ氏は25日にシシ(Abdel Fattah el-Sissi)大統領と会談する予定だ。
印外務省によると、両首脳は関係強化を目的とした覚書に署名する予定だという。
シシ大統領は半年前にインドを国賓訪問している。
両首脳は今年1月、貿易規模を2021ー22年の73億ドルから今後5年間で120億ドルに拡大する方針に合意した。
インドは原油、液化天然ガス、塩、綿花、無機化学品、油糧種子など、エジプトから多くの製品を輸入している。
インドからエジプトへの輸出品には綿糸、コーヒー、ハーブ、タバコ、レンズ豆、自動車部品、船舶、ボート、電気機械などがある。
印外務省によると、50社以上の国内企業が化学、エネルギー、繊維、衣料、農業ビジネス、小売業など、エジプト経済のさまざまな部分に投資しているという。