◎空港職員はX線検査で段ボール箱の中に人間が入っていることを確認し、通報した。
メキシコ当局は30日、中部ケレタロ州の空港で人間の頭蓋骨が4つ入った小包を発見したと明らかにした。
州警察によると、空港職員はX線検査で段ボール箱の中に人間が入っていることを確認し、通報したという。
箱は南部ミチョアカン州から米サウスカロライナ州に送られていた。
警察は「現時点で頭蓋骨の入手経路が違法か否かは分からない」と述べ、捜査を進めていると説明した。
ミチョアカン州は麻薬カルテルの支配下に置かれているメキシコで最も暴力的な州のひとつである。
地元メディアは警察筋の話を引用し、「段ボールの発送元の住所はビアグラス・ギャングの支配地域のひとつ」と報じている。
ビアグラス・ギャングはミチョアカン州の一部地域で麻薬組織「シナロア・カルテル(Sinaloa Cartel)」などと領土を争っている武装勢力。