◎国家元首から送られた犬の費用(エサやその他の消耗品)は内務省の規定により、国家予算で賄うことができる。
韓国のメディアによると、文在寅(Moon Jae-in)前大統領が北朝鮮の金正恩(Kim Jong Un)党総書記からプレゼントされた犬を手放すことに同意したという。
ムン氏は5月の退任後も犬の面倒を見ていた。聯合ニュースによると、国家元首からプレゼントされた犬のエサ代を誰が負担するかでムン氏と現政権に意見の相違があったという。
キムは2018年の首脳会談後、ムン氏に天然記念物の「豊山犬」のつがいを贈った。
ドッグスは5月以降もムン氏の管理下に置かれていたが、国に返還される見通しだ。
このつがいは法的には大統領府の公文書館に属する国家財産に分類される。しかし、ムン氏は退任後もつがいの飼い主を続けることができた。
聯合ニュースによると、国家元首から送られた犬の費用(エサやその他の消耗品)は内務省の規定により、国家予算で賄うことができるという。
その費用は月250万ウォン(約26万3000円)にものぼるという。
しかし、報道によると、後任の尹淑烈(Yoon Suk Yeol)大統領はムン氏がつがいの飼い主を続けることに反対したようだ。
ムン氏の事務所はフェイスブックに、「現政権は前大統領につがいの管理を任せることに否定的なようだ」と投稿している。
また事務所はこの方針に反対せず、決定を受け入れるとしている。「この合意は内務省の規定に基づいていますが、政府の方針に従います。愛情を注いで育てた家族と別れるのは残念ですが...」
大統領府の報道官は7日、「ユン氏はこの問題に関与しておらず、関係機関で協議中である」と声明を発表した。
聯合ニュースによると、ユン氏は犬4匹と猫3匹を飼っている。