◎火災は登山ルートのひとつで21日遅くに発生したという。
タンザニア、キリマンジャロ(Getty Images)

タンザニア当局は22日、アフリカ最高峰のキリマンジャロ(標高5895m)の登山ルートで山火事が発生し、消火活動を行っていると発表した。

キリマンジャロはタンザニア北東部の独立峰。毎年数万人の登山者が訪れる。

地元当局によると、火災は登山ルートのひとつで21日遅くに発生したという。

多くのSNSユーザーが炎と煙が上がる様子を投稿している。

火元と焼失面積は不明である。地元当局によると、死傷者は報告されていないという。

AFP通信は地元警察の話を引用し、「火災の規模を確認している」と報じた。

地元メディアによると、当局は火災現場近くの空港に飛行機(消防飛行機と思われる)を派遣したが、濃霧と煙の影響で着陸を断念したという。

政府報道官はフェイスブックに声明を投稿。「消防士や公園のレンジャーなど300人以上が現地に派遣され、消火活動に当たっている」と報告した。

報道官によると、キリマンジャロ近郊の観光会社も消火活動を支援しているという。

キリマンジャロでは2年前にも麓の森林数千ヘクタールを焼く山火事が発生している。

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