◎今月初めに勃発したイスラエル軍とイスラム聖戦の紛争ではパレスチナ人少なくとも49人が死亡、300人以上が負傷した。
パレスチナ自治区に拠点を置くイスラム過激派組織「イスラム聖戦」は24日、ガザ地区南部で反イスラエルパレードを行い、占領者に立ち向かうと誓った。
今月初めに勃発したイスラエル軍とイスラム聖戦の紛争ではパレスチナ人少なくとも49人が死亡、300人以上が負傷。双方はエジプト政府の仲介で停戦に合意した。
イスラム聖戦はロケット弾1100発以上をイスラエル側に発射したものの、イスラエルで死傷者は確認されなかった。
数十年に渡ってイスラエル軍と対峙しているイスラム過激派組織ハマスは今回の紛争には参加していない。
イスラム聖戦の戦闘員たちはガザ地区南部の広場で犠牲者に祈りを捧げ、イスラエルを占領地から追い出すと誓った。
その後、戦闘員たちは様々なサイズのロケットや重火器と一緒に街を練り歩き、市民に団結を呼びかけた。パレードを見学した人々は戦闘員たちに歓声を送り、花を投げた。
イスラエルと西側諸国は、ハマスとイスラム聖戦をテロ組織に指定している。
一方、多くのパレスチナ人は過激派をパレスチナ国家建設のために戦っている自由の戦士とみなしている。