◎現場は首都カイロの南約270kmに位置するミニヤ県の高速道路。
2016年5月2日/エジプト、中部ミニヤ県(Getty Images)

エジプトの警察当局は13日、南部の高速道路でマイクロバスが横転し、少なくとも9人が死亡、18人が負傷したと発表した。

警察の報道官によると、現場は首都カイロの南約270kmに位置するミニヤ県の高速道路。バスのタイヤが何らかの理由で破裂し、横転したという。

マイクロバスはミニバンタイプで、南部ソハグ県からカイロに向かっていた。

報道官は記者団に対し、「負傷者はミニヤの医療機関に搬送された」と説明した。

犠牲者の身元は明らかにされていない。報道によると、負傷者の一部は重傷だという。

エジプトでは毎年、数千人が交通事故で命を落としている。その大半がスピード違反、信号無視、無謀運転、悪路によるものだ。

今月初めにはソハグ県でマイクロバスとトラックが衝突し、少なくとも17人が死亡、4人が負傷した。

7月にはミニア県の中心部を走行していたマイクロバスが駐車中のトラックに突っ込み、23人が死亡、30人が負傷した。

エジプト政府の統計によると、2019年の交通事故件数は約1万件で、死者は約3500人。2018年は8500件、死者は3100人だった。

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