◎コンゴ民主共和国に旅客列車はない。
2017年4月3日/コンゴ民主共和国、首都キンシャサの郊外(Junior D. kannah/AFP通信/Africanews)

コンゴ民主共和国の内務省は4日、南部ルアラバ州を走行していた貨物列車が脱線し、少なくとも7人が死亡したと明らかにした。

内務省によると、列車は2日の夜に脱線したという。

カペンダ内相はAFP通信の取材に対し、「これまでに少なくとも7人が死亡、14人が重傷を負った」と述べた。

またカペンダ内相は「多くの密航者が貨物の下敷きになったと報告を受けており、死者はさらに増える可能性がある」と補足した。

国営鉄道会社SNCCの関係者によると、脱線した貨物列車は9両編成で、ルアラバ州からカサイ州のカナンガに向かっていた。事故はルアラバ州の州都コルヴェジから約200km離れたブヨフエ村で発生したと伝えられている。

ルアラバ州では先月中旬にも脱線事故が発生しており、この時は少なくとも75人が死亡、125人が重軽傷を負っている。

コンゴ民主共和国に旅客列車はなく、道路が整備されている地域も少ないため、多くの市民が移動に貨物列車を利用する。料金は無料。

昨年10月にはルアラバ州ケンゼンツェ市で貨物列車が脱線、9人が死亡した。

2019年にはカサイ県の集落で貨物列車が脱線し、少なくとも24人が死亡、31人が重軽傷を負った。

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