◎ナイジェリアでは身代金目当ての誘拐が多発しており、特に石油資源の豊富なリバーズ州をはじめとする同国最大の産油地帯ニジェール・デルタは武装集団の標的になりやすい。
2017年2月20日/ナイジェリア北部、イスラム過激派組織ボコ・ハラムの戦闘員(Getty Images/AFP通信)

ナイジェリア南部リバーズ州で正体不明の武装集団が陸軍の小隊に攻撃を仕掛け、少なくとも4人が死亡、韓国人2人が拉致された。現地メディアが13日に報じた。

それによると、陸軍の小隊は韓国人旅行者を護送していたという。

陸軍の報道官は地元テレビ局のインタビューで、「テロリストが韓国人旅行者の車列に待ち伏せ攻撃を仕掛け、銃撃戦になった」と語った。

また報道官は「この卑劣な攻撃に関与したテロリストを打倒する作戦を実施中である」と述べたが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。

報道によると、拉致された韓国人はリバーズ州の石油採掘所で働く職員とみられる。

ナイジェリアでは身代金目当ての誘拐が多発しており、特に石油資源の豊富なリバーズ州をはじめとする同国最大の産油地帯ニジェール・デルタは武装集団の標的になりやすい。

この地域は天然資源が豊富であるにもかかわらず貧困率が高く、多くの市民がNGOなどの支援を受けている。

人質は通常、身代金を支払った後に解放されるが、過去には治安部隊が奪還に成功した例もある。

スポンサーリンク