◎閣僚人事は数日中に発表される予定だ。
クロアチアの与党・クロアチア民主同盟(HDZ)が8日、極右政党「祖国運動(DP)」と連立を組むことで合意した。
議会選(一院制、定数151)は先月17日に行われ、HDZが第1党を維持したものの、単独過半数には届かなかった。
地元メディアによると、プレンコビッチ(Andrej Plenkovic)首相とDPの党首は連立を結ぶことで合意したという。
議会は早ければ来週にもプレンコビッチ氏の3期目と新政権を承認するとみられる。
閣僚人事は数日中に発表される予定だ。
DPは比較的新しい政党で、中道右派のHDZから離脱した急進的な民族主義者や保守派で構成されている。
同党は独立戦争で破壊された東部の町ブコバルの強硬派市長が率いている。
HDZは1991年にユーゴスラビアから独立して以来、政権を握ってきた。