◎大統領の任期は5年。2008年の憲法改正で3選禁止を廃止したため、何度でも立候補できる。
アルジェリア、首都アルジェ(Anis Belghoul/AP通信)

北アフリカ・アルジェリアの大統領府は21日、今年9月7日に大統領選を実施すると発表した。

それによると、テブン(Abdelmadjid Tebboune)大統領は議会、憲法裁判所、選挙管理委員会の幹部らと会談し、大統領選の日程を伝えたという。

テブン氏は78歳。まだ再選を目指すとは表明していない。地元メディアによると、有力な対抗馬は今のところ見当たらないようだ。

大統領選は今年12月に予定されていたため、この発表は国民を驚かせた。

一部の地元メディアはテブン氏が再選を目指さず、政界引退を表明する可能性があると報じている。

大統領の任期は5年。2008年の憲法改正で3選禁止を廃止したため、何度でも立候補できる。

テブン氏は2019年12月の選挙で初当選。前任者は民主デモで退陣している。

デモ隊はこの選挙もボイコットするよう国民に呼びかけ、投票率は40%を下回った。

テブン氏は軍指導部の支援を受け勝利。その後、デモ参加者と面会し、汚職を撲滅すると約束した。

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