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パキスタン北西部の学校で屋根崩落、児童34人と教師1人死亡、50人以上負傷

事故が起きたのは州都ペシャワル市内にある私立学校。事故当時、多くの児童が教室で授業を受けていた。
2026年10月15日/パキスタン、北西部カイバル・パクトゥンクワ州ペシャワル、屋根が崩落した学校の前(AP通信)

パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州ペシャワルで15日、私立学校の屋根が崩落し、児童34人と女性教師1人の計35人が死亡、50人以上が負傷した。地元当局が明らかにした。

事故が起きたのは州都ペシャワル市内にある私立学校。事故当時、多くの児童が教室で授業を受けていた。AP通信によると、上階の屋根が崩れて教室に落下し、2つの階が押しつぶされたという。犠牲となった児童の多くは6~12歳で、最年長の被害者は14歳だった。負傷者の中には重体の児童も含まれている。

地元当局によると、通報から約5分で救急車や災害対応要員が現場に到着。地元住民も瓦礫の撤去や負傷者の搬送に協力した。事故発生から数時間後には、瓦礫の下に取り残されていた人々全員の救出が完了した。消防は迅速な対応によって少なくとも40人の命を救うことができたと説明している。

負傷者を受け入れた市内の病院は緊急事態を宣言し、多くの負傷者が治療を受けている。現場周辺では、子どもの安否を確認しようとする保護者が集まった。負傷した教師は地元テレビ局の取材に対し、「屋根が崩れた瞬間に意識を失い、病院で目を覚ました」と証言した。同校には幼稚園から小学5年生までの約1200人が在籍しているという。

警察は建物が構造的に脆弱だったとして、所有者を逮捕した。所有者は最近の大雨が屋根の崩落につながったと主張している。州政府は調査委員会を設置し、建物の構造や安全管理に問題がなかったかを調べる方針だ。シャリフ(Shehbaz Sharif)首相とザルダリ(Asif Ali Zardari)大統領は犠牲者に哀悼の意を表し、徹底的な調査と学校施設の安全確保を求めた。

パキスタンでは建築基準の順守や安全規制の徹底が不十分な建物が多く、低品質の資材や管理不足が崩落事故の背景として指摘されている。今年6月には東部ラホールで学習塾の屋根が崩れ、子ども14人が死亡した。

今回の惨事は、子どもたちが日常的に過ごす教育施設の安全性を確保するため、法規制の強化と実効性のある監督体制が急務であることを浮き彫りにした。

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