コロンビア中部の鉱山で爆発、12人が閉じ込められる
関係者の通報を受け、救急隊や専門の救助チームが急行し、閉じ込められた作業員の救出に向けた作業が進められている。
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コロンビア中部の鉱山で4日午後、爆発があり、少なくとも12人の作業員が坑内に閉じ込められた。地元当局が明らかにした。事故は可燃性ガスの蓄積によって引き起こされた可能性が高く、救助活動が続いている。
当局によると、事故が起きたのは首都ボゴタ近郊、クンディナマルカ県にある鉱山で、標高約2500メートルの山間部に位置する。爆発当時、坑内には15人の鉱員がおり、このうち3人が自力で脱出した。脱出者のうち1人が負傷し、病院に搬送されたという。
関係者の通報を受け、救急隊や専門の救助チームが急行し、閉じ込められた作業員の救出に向けた作業が進められている。地元テレビ局は当局者の話しとして、「可燃性ガスが充満している可能性があるため、慎重に救助活動を進めている」と報じた。
コロンビア中部には小規模な炭鉱やエメラルド鉱山が多数存在し、安全管理が不十分な施設もあるという。そのため、爆発や崩落などの事故は珍しくなく、労働環境の改善が長年の課題となってきた。
今回の事故現場と同じ敷地内にある炭鉱では2023年にも爆発が発生し、11人が死亡している。また、同県内の別の鉱山では2020年に同様の事故で11人が命を落とした。こうした過去の事故は地下に蓄積したメタンガスなどが引火することで発生したケースが多く、適切な換気や監視体制の不備が指摘されている。
今回の爆発も同様にガスの蓄積が原因とみられており、鉱山の安全対策の脆弱さが浮き彫りとなった。政府や規制当局はこれまでも安全基準の強化を進めてきたが、地方の小規模鉱山では違法操業や監督不足が残り、事故リスクが十分に抑えられていない現状がある。
救助活動の成否は坑内の空気環境や通路の損傷状況に大きく左右される。過去の事例では、ガス爆発後に一酸化炭素濃度が急上昇し、救助隊の進入が遅れるケースも多く、時間との戦いになることが多い。今回も同様に、迅速かつ安全な救出が可能かどうかが焦点となっている。
当局は引き続き現場の状況把握と救出作業を進めるとしており、閉じ込められた作業員の安否確認が急がれている。今回の事故はコロンビアの鉱業における安全対策のあり方を問うものとなった。
