米テネシー州で連邦捜査官が容疑者射殺、州捜査局が調査
事件は8日朝、市内の長期滞在型モーテルで発生した。
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米南部テネシー州メンフィスで8日、連邦政府の犯罪対策特別部隊に所属する法執行官が容疑者を射殺する事件が発生した。特別部隊の関係者による死亡事案はこの4日間で2件目となり、部隊の活動や武力行使の在り方を巡る議論が一段と高まっている。
事件は8日朝、市内の長期滞在型モーテルで発生した。連邦保安官局によると、捜査官らは薬物事件で指名手配されていた逃走中の容疑者に対する逮捕状を執行するため現場を訪れた。当局は容疑者が捜査員に銃を向けたため発砲し、その場で射殺したと説明している。捜査員側にケガはなかった。
今回の現場には麻薬取締局(DEA)の捜査員に加え、メンフィス安全対策特別部隊の隊員も同行していた。同部隊は連邦機関や州兵、地元警察などで構成され、暴力犯罪の取り締まりを目的に活動している。事件の詳しい経緯についてはテネシー州捜査局(TBI)が調査を進めている。
この発砲事件は3日前に州兵隊員2人が男を射殺した事案に続くものだ。前回の事件では、警察とともに発砲の通報を受けて出動した州兵が徒歩で逃走する20歳の男を追跡し、男が銃を向けたとして発砲した。当局は正当な武力行使だったとの見方を示しているが、遺族は説明に疑問を呈し、現場映像の公開を求めている。こちらの事案についてもTBIが独立した調査を実施している。
メンフィス安全対策特別部隊は凶悪犯罪対策を目的として設置された組織で、多数の連邦捜査官や州兵が参加している。一方で、活動開始以降、法執行官による発砲事案が相次ぎ、市民団体や人権団体からは過剰な武力行使や監視活動への懸念が示されている。市当局も捜査結果を慎重に見極める姿勢を示しているが、治安維持と市民の権利保護をどのように両立させるかが大きな課題となっている。
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