◎ベルメディアは103の地方ラジオ局のうち45の売却を決めたとしている。
カナダ、東部ケベック州モントリオール(Getty Images)

カナダのメディア・通信大手ベルメディア(Bell Media)は8日、複数のテレビニュース番組を終了し、要員と番組を再編すると発表した。

ベルメディアの親会社である通信大手BCEはこれに先立ち、従業員の9%を解雇すると発表していた。

ベルメディアは103の地方ラジオ局のうち45の売却を決めたとしている。

公営カナダ放送協会(CBC)によると、民放テレビネットワークCTVやBNNブルームバーグなどのニュース局が影響を受ける見通し。

売却されるラジオ局はブリティッシュ・コロンビア州、オンタリオ州、ケベック州などにある。

トロントを除くCTVの平日正午のニュース番組は終了する予定。また、トロント、モントリオール、オタワを除くCTVとCTV2の全局で週末の午後6時と午後11時のニュース番組を終了する。

CBCによると、BCEは8日に公開した書簡の中で、「関係会社を含む従業員4800人を削減する」と述べた。ベルメディアの人員削減は全体の10%にも満たない。

一部の従業員はすでに解雇を通告されているか、8日中に通告されることになっている。残りは春までに通告される予定である。

BCEによると、同社は欠員補充と自然減を利用し、解雇を可能な限り最小限に抑えるとのこと。

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