◎3発の火炎瓶が敷地内に投げ込まれたものの、火事にはならず、ケガ人も出なかった。
2024年5月1日/ポーランド、首都ワルシャワ、火炎瓶を投げつけられたシナゴーグ(AP通信)

ポーランド・ワルシャワのシナゴーグ(ユダヤ教の会堂)火炎瓶を投げつけたとして、16歳の男が逮捕された。捜査当局が2日、明らかにした。

事件は市内で唯一の戦前に建設されたシナゴーグで1日未明に発生。3発の火炎瓶が敷地内に投げ込まれたものの、火事にはならず、ケガ人も出なかった。

警察によると、ワルシャワ市内で1日夕方に16歳の男を逮捕したという。

地元メディアは警察関係者の話しとして、「容疑者は黙秘している」と伝えている。

それによると、警察は検察庁に今後の対応を決めるよう要請する予定。威力業務妨害であれば執行猶予刑もあり得るが、テロ目的であれば逮捕歴の有無にかかわらず、10年以下の懲役刑に処される可能性がある。

報道によると、警察がシナゴーグ周辺の防犯カメラを解析した結果、男の関与が浮上したという。

ナチスがポーランドに設置したアウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所などでは、600万人ものユダヤ人が虐殺されたと推定されている。

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