米フロリダ州留学生失踪、2人目の死亡確認、ルームメイトを殺人罪で起訴
死亡が確認されたのはバングラデシュ国籍のナヒダ・ブリスティ(Nahida S. Bristy、27歳)さん。
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米フロリダ州タンパのサウスフロリダ大学(USF)における大学院生失踪事件について、捜査当局は5月1日、行方不明となっていた留学生2人のうち、残り1人の遺体を発見し、身元を確認したと明らかにした。
発表によると、死亡が確認されたのはバングラデシュ国籍のナヒダ・ブリスティ(Nahida S. Bristy、27歳)さん。遺体は数日前に発見されていたが、腐敗が進んでいたため特定に数日を要した。ヒルズボロ郡保安官事務所はDNAや歯科記録などを用いて身元を特定したとしている。ブリスティさんは4月16日以降行方不明となり、同じく失踪していた友人のザミル・リモン(Zamil Limon、27歳)さんの遺体が先に見つかっていた。
リモンさんの遺体はタンパ湾にかかる橋付近で発見され、ブリスティさんの遺体も同様にゴミ袋に入れられた状態で見つかったとされる。いずれも発見場所や状況から、同一犯による計画的な犯行の可能性が高いとみられている。
この事件では、リモンさんのルームメートだったヒシャム・アブガルビエ(Hisham Abu Gharbieh、26歳)被告がすでに逮捕され、2件の第1級殺人罪で起訴されている。捜査当局は被告が2人を殺害したうえで遺体を遺棄したとみている。逮捕は4月24日、家庭内トラブルの通報を受けて警察が出動した際、立てこもりの末に身柄を確保したものだ。
保安官事務所によると、リモンさんの身体には刺された跡があった一方、ブリスティさんの死因については現時点で明らかになっていない。動機も不明で、捜査が続いている。
また、捜査の過程で被告の電子機器から、犯行前に殺害や遺体処理に関する検索履歴が見つかったという。具体的には「ナイフは頭蓋骨を貫通するか」「遺体を袋に入れて処分できるか」などの内容で、当局は計画性の高さを示す重要な証拠とみている。
さらに、被告が居住していたアパートからは大量の血痕が検出され、室内で犯行が行われた可能性が高い。血液はキッチンから廊下を経て被告の部屋にまで広がり、遺体がその場で移動された痕跡も確認されたという。
2人はいずれも優秀な留学生で、リモンさんは地理・環境科学、ブリスティさんは化学工学を専攻していた。交際関係にあり将来を話し合っていたとも伝えられ、大学や関係者の間に大きな衝撃が広がっている。
当局は現在、遺体を宗教的配慮のもと遺族に返還する準備を進めている。事件の全容解明と動機の解明が今後の焦点となる。
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