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▽ギリシャは豊かな西欧への亡命を求める移民の中継地であり、トルコ西岸とアフリカ北部リビアやチュニジアに拠点を置く人身売買組織が頻繁に利用している。
2024年12月20日/ギリシャ、ロードス島、移民の遺体を収容する当局者(AP通信)

ギリシャ東部ロードス島沖で移民を乗せたボートが転覆し、移民とみられる8人が死亡、18人が救助された。沿岸警備隊が20日、明らかにした。

それによると、事故は20日早朝に発生。沿岸警備隊の巡視艇から逃れようとしたスピードボートが転覆したという。

沿岸警備隊は巡視艇3隻とヘリコプター1機でこの海域をパトロールしていた。

当局によると、行方不明がいるかどうかは分からず、巡視艇が周辺を捜索しているという。

救助された18人のうち8人が入院、うち1人は意識不明の重体となっている。この中に人身売買組織の関係者がいるかは分かっていない。

ギリシャは豊かな西欧への亡命を求める移民の中継地であり、トルコ西岸とアフリカ北部リビアやチュニジアに拠点を置く人身売買組織が頻繁に利用している。

その多くがトルコ沿岸からギリシャの島々へボートで横断を試みる。

ロードス島はトルコ海岸近くに位置するギリシャで最も大きな島のひとつだ。

8人の遺体はロードス島の港に移送された。

エーゲ海東部のレスボス島沖では今週、移民23人が救助された。

南部クレタ島沖で週末に発生した事故では移民7人の死亡が確認されている。

今年ギリシャに不法入国した移民は17日時点で約5万9000人。これは5年ぶりの高水準で、政府の予測を大きく上回っている。23年通年は約4万9000人であった。

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