◎一部の独立系メディアやシンクタンクは今月、2024年連邦予算の約39%が国防と国内の法執行に充てられると報じた。
ロシアのプーチン大統領(Alexei Druzhinin/Sputnik/AP通信/Kremlin)

ロシアのプーチン(Vladimir Putin)大統領が27日、同国史上最大の3カ年予算に署名した。

国営テレビによると、2024年の支出額は36兆6000億ルーブル(約61兆円)、赤字額は1兆5950億ルーブル(約2兆6600億円)と見込んでいる。

下院議長はこの法案が可決された際、「これは国防に力を入れたものであり、昨年2月に始まった特別軍事作戦(ウクライナ侵攻)後に西側諸国が科した制裁の影響を緩和する」と述べていた。

ロシアのアナリストはこの3カ年予算について、「記録的な低失業率と高賃金のおかげで予算確保は容易と予想されるが、長期的な目で見ると問題を引き起こす可能性がある」と指摘している。

その大半は膨大な化石燃料・天然資源がもたらす利益と国債で賄われる予定だ。

ロシア大統領府はウクライナ侵攻に関する国際社会の監視の目を回避するため、予算の一部を非公開にしている。

しかし、一部の独立系メディアやシンクタンクは今月、2024年連邦予算の約39%が国防と国内の法執行に充てられると報じた。

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