◎ロシアメディアは輸送機のブラックボックスが回収されたと報じている。
ウクライナ、東部ドネツク州バフムートの前線から見た夕日(Libkos)

ロシアのプーチン(Vladimir Putin)大統領は26日、ウクライナ兵捕虜を乗せていたとされるロ軍の輸送機イリューシン76が西部ベルゴロド州で墜落した事故について、ウ軍が撃墜したと非難し、調査結果を公表すると表明した。

この事故はウクライナと国境を接するベルゴロド州で24日に発生。ウクライナ軍の捕虜65人を含む74人全員が死亡したとされる。

プーチン氏はこのウクライナ兵が捕虜交換のために移動していたという大統領府の主張を繰り返した。

またプーチン氏は「ウ軍が意図的に輸送機を撃墜したのか、間違ってやったのかは分からない」と述べた。

ベルゴロド州当局によると、輸送機は飛行中に爆発・炎上し、田園地帯に墜落。乗員6人とロシア兵3人を含む74人全員が死亡したという。

他のロシア政府高官もウ軍が撃墜したと主張しているが、証拠は提示していない。

ウクライナ当局はこの輸送機に向けて地対空ミサイルを発射したかどうかは明らかにしておらず、国際的な調査を求めている。

ウクライナ保安局(SBU)は25日、この問題を受け、刑事捜査に着手すると発表した。

ロシアがウクライナ側に証拠を開示する可能性はゼロに等しく、国際的な調査が進展するかどうかも不透明な情勢である。

ロシアメディアは輸送機のブラックボックスが回収されたと報じている。

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