◎米運輸保安庁(TSA)は外国人入国者に対するコロナワクチン接種義務を少なくとも4月中旬まで継続すると発表している。
2022年2月22日/セルビア、首都ベオグラード、メディアの取材に応じるジョコビッチ選手(Darko Vojinovic/AP通信)

セルビアのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic)選手は22日、カリフォルニア州とフロリダ州で開催される男子プロテニス協会(ATP)のトーナメントに出場したいと希望を表明し、米当局に特別な入国許可を求めていると明らかにした。

運輸保安庁(TSA)は外国人入国者に対するコロナワクチン接種義務を少なくとも4月中旬まで継続すると発表している。

ジョコビッチ選手が出場を希望するBNPパリバ・オープンの日程は3月6~19日、マイアミ・オープンは3月20日~4月2日の予定だ。

ジョコビッチ選手はセルビアの首都ベオグラードにある練習場でメディアの取材に応じ、「米国でプレーしたい」と語った。

またジョコビッチ選手は「大会関係者からのサポートを受け、必要な手続きを進めている」と明らかにした。

ジョコビッチ選手はコロナワクチンを接種していないと公表している著名なアスリートのひとりである。

ジョコビッチ選手は昨年、ワクチン未接種を理由に全豪オープンへの出場を禁じられた。しかし、AUS当局は今年の大会出場を認め、ジョコビッチ選手は見事優勝。22個目のグランドスラムタイトルを獲得した。

ジョコビッチ選手は最大のライバルについて、19歳のアルカラス(Carlos Alcaraz)選手ではなくナダル(Rafael Nadal)選手と語った。「アルカラスは間違いなく強敵ですが、ナダルとのライバル関係を解消することはできないと考えています...」

「ナダルは僕のキャリアの中で最大のライバルであり、恐らくこれからも最大のライバルであり続けるでしょう」

ジョコビッチ選手は今週、伝説のテニス選手であるドイツのシュテフィ・グラフ(Steffi Graf)氏に並ぶ377週目の世界ランク1位となり、新たな金字塔を打ち立てた。

ジョコビッチ選手は来週のドバイ・オープンに出場する予定。その後、許可が下りればカリフォルニア州に移動する。

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