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トルコ、2028年総選挙の前倒し案浮上、エルドアン大統領の3選に道

次回の大統領選と議会選は現在、2028年5月に予定されている。
2026年10月7日/トルコ、首都アンカラ、エルドアン大統領(ロイター通信)

トルコで2028年に予定される大統領選挙と議会選挙について、予定より前倒しして同年3月か4月に実施する案が浮上している。エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領の顧問は15日、首都アンカラの記者団に対し、選挙は3月か4月に実施されることが「ほぼ確定した」と語った。実現すれば、憲法上の任期制限があるエルドアン氏が再出馬する道が開かれる可能性がある。

次回の大統領選と議会選は現在、2028年5月に予定されている。エルドアン氏は首相時代を含め約23年にわたって政権を率いてきた。2017年の国民投票で大統領に行政権を集中させる新たな統治制度が導入され、同氏は2018年と2023年の大統領選で勝利した。この制度では大統領の任期は原則2期までとなっているが、憲法は議会が任期満了前の早期選挙を決定した場合、現職大統領の再出馬を認めている。

エルドアン氏の再出馬を可能にするため、選挙を前倒しする案は、与党・公正発展党(AKP)の同盟勢力が提起していた。連立与党の有力な協力相手である民族主義者行動党(MHP)は先週、エルドアン氏が再出馬できるよう、適切な時期に議会が選挙日程を決めるべきと主張した。

ただし、早期選挙の実施には、定数600の議会で5分の3に当たる360議席の賛成が必要となる。AKPとその同盟勢力の議席は331にとどまり、可決には他党から29票を得なければならない。議会内の支持を確保できるかどうかは不透明だ。

野党も早期選挙そのものには前向きだが、目的をめぐって与党と対立している。最大野党・共和人民党(CHP)のオゼル(Özgür Özel)党首は、選挙の前倒しはエルドアン氏の再選を実現するためではなく、政府の経済政策を争点として政権に挑戦する機会であるべきと強調した。

トルコでは高インフレなど経済問題への対応が政治的な焦点となっており、選挙日程をめぐる駆け引きは政権の今後を左右する争点となる。前倒し案が実現するかどうかは、与党陣営が議会で必要な支持を集められるかにかかっている。

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