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▽ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は12日午後の時点で4万6571人、負傷者は10万9709人となっている。
2025年1月12日/パレスチナ自治区、ガザ地区中部デイル・アルバラの難民キャンプ(AP通信)

イスラエル軍に完全包囲されているパレスチナ・ガザ地区北部の過去100日間の死者・行方不明者が5000人に達した。地元当局が12日、明らかにした。

イスラエル軍による北部包囲は100日前に本格的に始まり、数百の建物が瓦礫と化し、約9500人が負傷。その多くがまともな治療を受けられずにいる。

カタールの衛星テレビ局アルジャジーラはガザ当局者の話しとして、「イスラエル軍による北部包囲は最も恐ろしい形態の民族浄化、虐殺、破壊であり、この地域で生活する数十万人に深刻な影響を与えた」と非難した。

ガザ地区中部デイル・アルバラの難民キャンプは12日、イスラエル軍の空爆を受け、複数の建物が全壊。少なくとも8人が死亡、数十人が負傷した。

デイル・アルバラでテント生活を送っている男性はアルジャジーラの取材に対し、「明け方に大きな爆発があり、建物の破片がキャンプエリアに飛んできた」と語った。

北部ベイトラヒヤのカマル・アドワン病院の院長は先月下旬に行方不明になり、未だ見つかっていない。地元の人権団体はイスラエルに院長を解放するよう求めている。

イスラエル軍は年末にカマル・アドワン病院を制圧。これにより、酸素吸入や保育器を必要とする赤ん坊を含む400人近い患者が退避を余儀なくされた。

イスラエルの政治家や入植者グループがガザ北部に入植地を建設する見通しを公然と議論する中、包囲は一向に収まる気配を見せない。

現地メディアによると、イスラエル軍はガザ市北部の地区でパレスチナ人2人を殺害したという。その後、イスラエル軍のドローンがシャティ難民キャンプを空爆し、もう1人が死亡した。

イスラエル軍は11日夜から12日の夜明け前にかけてガザ市北西部を激しく攻撃。当局は少なくとも8人が死亡したと報告している。

ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は12日午後の時点で4万6571人、負傷者は10万9709人となっている。

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