ガザ地区でイスラエル軍の空爆・銃撃相次ぐ、9人死亡
イスラエル軍は一連の攻撃について、いずれも武装勢力を標的としたものであり、民間人の被害については把握していないと説明した。
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パレスチナ・ガザ地区で8日、イスラエル軍による空爆や銃撃が相次ぎ、保健当局によると、子ども2人を含む少なくとも9人が死亡した。昨年10月に米国などの仲介でイスラエルとイスラム組織ハマスの間で停戦が成立した後も散発的な戦闘が続いており、停戦合意の実効性に疑問が投げかけられている。
ガザ当局によると、北部ガザ市で学校近くへの空爆により1人が死亡、12人が負傷した。また南部ハンユニス西方のマワシ地区では避難民が暮らすテントを狙った空爆で少なくとも4人が死亡、この中には子ども1人が含まれていた。さらにガザ市の別の地区ではイスラエル軍の銃撃によって6歳の男児が死亡したほか、市内各地への攻撃でさらに3人が命を落としたという。
イスラエル軍は一連の攻撃について、いずれも武装勢力を標的としたものであり、民間人の被害については把握していないと説明した。イスラエル軍はハマスなどの武装勢力が市街地や避難民施設周辺で活動しているため、そうした拠点を狙った作戦を継続していると主張している。
一方、ガザ側は住宅地や避難民キャンプへの攻撃によって民間人の犠牲が拡大していると非難、双方の主張は大きく食い違っている。
今回の攻撃は停戦合意後もガザで死傷者が相次いでいる現状を改めて浮き彫りにした。ロイター通信によると、停戦成立以降、1000人を超えるパレスチナ人が死亡し、その多くは民間人とされる。一方、イスラエル側でも同期間に兵士4人が死亡し、双方が停戦違反を繰り返しているとして互いを非難している。米国の仲介担当者もイスラエルとハマスの双方が停戦条件に違反した事例があったとの認識を示している。
2023年10月に始まったガザでの戦闘は長期化し、国際社会は人道状況の悪化に強い懸念を示してきた。停戦によって大規模な地上戦は沈静化したものの、局地的な空爆や銃撃が続き、避難生活を送る多くの市民が危険にさらされている。
国連は停戦の完全履行と人道支援の拡充を求めているが、恒久的な和平実現への道筋は依然として見通せない状況が続いている。
