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ヒズボラ、押収された爆発物は自組織の所有と認める、イスラエル軍への攻撃目的と主張

爆発物を積んだ車両は先週、東部ベカー渓谷の検問所で治安当局に止められ、乗っていた2人が逮捕された。
レバノン、イスラム教シーア派組織ヒズボラの戦闘員(AP通信)

レバノンの親イラン武装組織ヒズボラの議員は15日、同国の治安当局が先週押収した数百キログラムの爆発物について、自組織の所有物だったと認めた。

ハッサン・ファドララ(Hassan Fadlallah)議員は記者団に対し、爆発物はイスラエル軍への攻撃に使用する予定だったと説明した。レバノン政府が国内の武器を国家の管理下に置き、ヒズボラの武装解除を進めようとする中、政府と同組織の対立が一段と深まる可能性がある。

ファドララ氏は押収された爆発物について、イスラエル軍に対抗するためのものだったと述べた。イスラエル軍は今年の戦闘で占領したレバノン南部の広い地域に駐留を続けている。ロイター通信によると、ヒズボラ幹部とレバノンの治安当局者は、爆発物がイスラエル軍を標的とする攻撃用無人機に搭載される予定だったと説明した。

爆発物を積んだ車両は先週、東部ベカー渓谷の検問所で治安当局に止められ、乗っていた2人が逮捕された。当局は当初、車両の所有者を公表していなかった。このため、爆発物が国内での自動車爆弾による暗殺や、治安を不安定化させる攻撃に使われるのではないかとの懸念が広がっていた。

ファドララ氏は、ヒズボラが押収直後に治安機関へ所有権を伝え、車両の返還と拘束された2人の釈放を求めたと説明した。また、政府がヒズボラの軍事活動を制限する姿勢を強めていることを批判し、組織の武装解除には応じない考えを強調した。

レバノン政府は、国内のすべての武器を国家の管理下に置く方針を掲げている。2025年には軍がレバノン南部でヒズボラの武器貯蔵施設を押収、破壊する措置を進めたが、今年に入って戦闘が再燃し、計画は停滞している。

米国の仲介によるレバノンとイスラエルの停戦合意では、レバノン側がヒズボラの武装解除を進める一方、イスラエル軍が段階的に撤退することが想定されている。しかし、ヒズボラはイスラエル軍がレバノン領内にとどまる限り武装解除を拒否し、イスラエルもレバノン南部への攻撃を続けている。

今回の爆発物押収は、停戦と国家主権の回復をめぐる両国間の課題に加え、レバノン国内の政治的緊張も改めて浮き彫りにした。

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