▽シリア人権監視団はアラウィー派の武装集団による犯行と指摘しているが、詳細は不明だ。
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シリア北西部ラタキア県近郊でアサド派の武装集団がパトロール隊に待ち伏せ攻撃を仕掛け、少なくとも13人を殺害、多数の死傷者が出た。地元当局が6日、明らかにした。
イギリスのNGOシリア人権監視団は少なくとも16人の警察官が死亡したと報告している。
それによると、アサド(Bashar Assad)前大統領を支持する勢力はパトロール隊の車列に待ち伏せ攻撃を仕掛け、民間人も巻き込まれたとみられる。
アサド氏は24年12月、タハリール・アルシャーム機構(HTS)率いる反体制派に敗れ、ロシアに亡命。50年にわたるアサド一族の独裁に終止符が打たれた。
シリア人権監視団はアラウィー派の武装集団による犯行と指摘しているが、詳細は不明だ。
AP通信は暫定政権当局者の話しとして、「この待ち伏せ攻撃で治安部隊の要員13人が死亡し、民間人を含む大勢が負傷した」と伝えている。
武装集団側で死傷者が出たかどうかは分かっていない。
カタールの衛星テレビ局アルジャジーラは現地で取材していたカメラマンが負傷したと伝えている。
国営シリア・アラブ通信(SANA)によると、政府はこの地域に増援部隊を派遣したという。
ラタキア県近郊にはロシア軍のフメイミム空軍基地がある。