最終更新日:2020年12月19日8時15分
12月8日~11月30日の情報
11月29日~20日の情報
11月19日~11日の情報
11月10日~7日の情報
11月6日~10月31日の情報
10月30日~24日の情報
10月23日~17日の情報
10月16日~11日の情報
10月10日~6日の情報
10月5日以前の情報
12月17日
ファイザーワクチンのアナフィラキシー反応について
ABCニュースによると、米食品医薬品局(FDA)はモデルナワクチンの緊急使用を審査する会議の中で、ファイザーワクチン接種者のアナフィラキシー反応に対する懸念を話し合っているという。
FDAのドラン・フィンク博士は、16日に確認された2つのアレルギー反応(1つはアナフィラキシー)について関係者と意見交換した。
イギリスでも先週、ファイザーワクチン接種者のアナフィラキシー反応が2件報告されている。
フィンク博士はアレルギー反応の報告が増える可能性があると予測しており、都度調査しなければならないと述べた。
FDAと疾病予防管理センター(CDC)は現在、同様の症例の調査を進めている。またFDAは、ファイザー社と協力して、ワクチンのファクトシートと処方情報を改訂し、接種後の監視(自己チェック)と管理に関するCDCガイドラインをより強調する予定だと述べた。
フィンク博士はモデルナワクチンの緊急使用が許可された場合、ファイザーと同じ推奨事項を追加すると述べた。
コロナウイルス/アメリカの感染状況
ジョンズ・ホプキンズ大学のまとめによると、アメリカの累計感染者数は1,700万件、累計死亡者は30.8万人。12月16日の新規陽性者数は247,403件、死亡者は3,656人だった。
・累計死亡者数:30万人突破。世界最高を更新中。
・1日の死亡者数:3,656人、過去最多を更新。
・先週の死亡者数:17,581人。(1日あたり約2,500人)
・全米の入院患者:113,000人以上。過去最高を更新中。
・南カリフォルニア州のICU収容率:100%に到達。
・先週の失業保険請求数:約885,000件。
・11月の失業率:6.7%。(2月は3.5%だった)
・トランプ大統領:定例ツイートで選挙の不正を反抗的に訴える。
・モデルナワクチンの緊急使用を決める会合。
【世界の感染状況/12月18日時点】
累計感染者 | 累計死亡者 | 新規感染者 (直近) | |
世界 | 7,440万人 | 165万人 | - |
アメリカ | 1,700万人 | 30.8万人 | 247,403人 |
インド | 996万人 | 14.4万人 | 24,010人 |
ブラジル | 704万人 | 18.4万人 | 70,574人 |
ロシア | 271万人 | 47,994人 | 26,074人 |
フランス | 243万人 | 59,619人 | 17,615人 |
日本 | 18.8万人 | 2,623人 | 2,999人 |
東京、年末年始コロナ特別警報を発出
東京都の小池都知事は、「年末年始コロナ特別警報」を発出し、医療システムへの負担を軽減させると述べた。
また関係当局は緊急会議後の記者会見で、「医療機関の稼働率が上昇し続けている」と警告し、警戒レベルを最高の「赤」に引き上げると発表した。
東京都の12月17日の新規陽性者数は過去最高を更新する822件だった。
マクロン大統領、コロナに感染
フランス大統領府(エリゼ宮殿)は、エマニュエル・マクロン大統領のコロナ感染を確認したと発表した。
報道官によると、PCR検査で陽性を確認し、大統領は7日間の自己隔離に入ったという。
・仏のマクロン大統領がコロナに感染、濃厚接触したEU指導者たちは自立へ
ポンペオ国務長官:自己隔離中
ブリンケン次期国務長官:移行作業中
ABCニュースによると、バイデン政権の国務長官を務めるアントニー・ブリンケン氏は17日に国務省本部に入り、移行作業を行っているという。
新政権移行チームのネッド・プライス氏は、「次期国務長官は厳格なコロナ制限に従い、会議や打ち合わせに参加している」と述べた。
ネッド・プライス氏:
「スムーズな移行のために、マイク・ポンペオ国務長官との対面会議も開催したいと考えている」
トランプ政権の閣僚と新政権の閣僚候補の対面での移行作業は初めて。ただし、ポンペオ国務長官はコロナウイルス感染者と濃厚接触し、自己隔離を開始している。
ポンペオ国務長官の自己隔離に関する情報はほとんど公表されていない。報道官によると、検査で陰性を確認し、医療チームの監視下に置かれているという。
ペンス副大統領、ジョージア州で集会を開催
12月17日午後、マイク・ペンス副大統領はジョージア州コロンバスで集会を開催した。
ペンス副大統領は支持者に、「来年1月5日の決戦投票に挑むケリー・レフラー上院議員とデイビッド・パデュー上院議員を熱烈に応援する」と誓約した。
また、大統領選挙の不正とも戦い続けると反抗的に主張し、「ドナルド・トランプは来年も先頭に立つ」と吠えた。
マイク・ペンス副大統領:
「私たちは市民の票のために戦い続ける。そして私たちは、上院でラインを維持するために戦い続ける」
「民主党の上院議員は必要ない。必要なのはケリー・レフラーとデイビッド・パデューだ」
「今日、すぐにでも不在者投票を済ませてほしい。私たちの偉大な共和党の上院議員があなたに言う。投票しなさい。私たちは郵便投票も推奨する。私たちはあなたの投票を見守っている」
ペンス副大統領はジョー・バイデン氏の勝利をまだ公の場で認めていない。
ジョージア州上院通常(開票率99%、2021年1月5日の決戦投票へ)
・共和党 デイビッド・パデュー 49.7%
・民主党 ジョン・オソフ 48%
・リバタ シェーンヘーゼル 2.3%
ジョージア州上院補欠(開票率98%、2021年1月5日の決戦投票へ)
・共和党 ケリー・レフラー 25.9%
・民主党 ラファエル・ワーノック 32.9%
現在の上院の勢力は「民主党48ー共和党50」。来年1月5日の決戦投票で民主党が2議席確保すれば、勢力は50ー50になり、カマラ・ハリス次期副大統領が決定票を投じる権利を得る。
12月16日
WHO「ヨーロッパの感染状況は悪化する可能性がある」
12月16日、世界保健機関(WHO)はヨーロッパの感染状況について、「今のままでは来年初めに再び悪化する可能性が高い」と警告した。
WHOの警告は「クリスマスを楽しみたい」「知人や友人と大騒ぎしたい」「酒を飲んで朝まで盛り上がりたい」と切望する市民の希望を打ち負かした。
WHOの地域事務所は、「この時期、ヨーロッパ全土で家族、宗教団体、友人、あらゆる年齢の人々が集まり、大騒ぎする。このような行為がコロナウイルスの感染状況を悪化させると理解すべきだ」と述べた。
地域事務所は全市民に以下の対策を呼びかけた。
・集会の延期または規模の縮小。
・集会は可能であれば屋外開催。
・常にマスクを着用する
・常に社会的距離を保つ。
・混雑するエリアには近づかない。
コロナウイルス/アメリカの感染状況
ジョンズ・ホプキンズ大学のまとめによると、アメリカの累計感染者数は1,690万件、累計死亡者は30.6万人。12月15日の新規陽性者数は201,649件、死亡者は3,019人だった。
・累計死亡者数:30万人突破。世界最高を更新中。
・全米の入院患者:110,000人以上。過去最高を更新中。
・カリフォルニア州:12月16日の新規陽性者数53,711件。過去最高を更新。
・トランプ大統領:久しぶりに内閣会議を招集。
・明日、モデルナワクチンの緊急使用を決めるFDAの会合が開催される。
【世界の感染状況/12月17日時点】
累計感染者 | 累計死亡者 | 新規感染者 (直近) | |
世界 | 7,260万人 | 162万人 | - |
アメリカ | 1,690万人 | 30.6万人 | 201,649人 |
インド | 993万人 | 14.4万人 | 26,382人 |
ブラジル | 697万人 | 18.3万人 | 42,889人 |
ロシア | 268万人 | 47,410人 | 26,265人 |
フランス | 239万人 | 59,072人 | 11,532人 |
日本 | 18.5万人 | 2,581人 | 2,441人 |
運輸長官に指名されたピート・ブティジェグ氏「再構築する」
新政権の運輸長官に指名されたピート・ブティジェグ氏は、バイデン氏のスローガン「より良く再建する」を実行すると誓約した。
ピート・ブティジェグ氏:
「私の目的は再構築すること。アメリカの道路、橋、鉄道、交通システムは他の先進国より先を行くべき。アメリカは先導しなければならない」
「アメリカ合衆国の大統領がLGBTQと公言する者を閣僚に加えたのは初めてだ。ジョー・バイデンはアメリカの歴史に記録される」
「20年前、クリントン大統領が同性愛者を高官に指名したことで上院から罵倒され、攻撃され、非難されたことを今でも覚えている。しかし、アメリカは学んだ。ジョー・バイデンはLGBTQも肌の色も関係ない、誰でも挑戦できると私に教えてくれた」
ブティジェグ氏は多様な内閣を構築したバイデン氏とカマラ・ハリス氏に感謝し、アメリカの輸送に尽くすと語った。
バイデン氏、ピート・ブティジェグ氏を運輸長官に指名
12月16日、バイデン氏は運輸長官に就任するピート・ブティジェグ氏(38歳)を紹介した。
ブティジェグ氏はインディアナ州サウスベンドで市長を務め、LGBTQであることを公表している。
ジョー・バイデン氏:
「彼は古い政治を乗り越える。新しいアイデアをアメリカにもたらす。私たちはアメリカの輸送部門をピートに任せると決めた。この部門は、国を再建するという新政権の計画を支える」
「ピートは新しいアメリカを象徴する存在になる」
ブティジェグ氏は今年の民主党予備選挙で頭角を現し、次代の民主党を背負う男と呼ばれるようになった。
・運輸長官:ピート・ブティジェグ氏
・気候政策補佐官:ジーナ・マッカーシー氏
【新政権閣僚他、12月10日発表】
・農務長官:トム・ヴィルサック氏
・住宅都市開発長官:マーシア・ファッジ氏
・退役軍人長官:デニス・マクドノー氏
・米国通奏代表部:キャサリン・タイ氏
・ホワイトハウス国内政策評議会理事:スーザン・ライス氏
【新政権閣僚、12月9日発表】
・国防長官:ロイド・オースティン氏
【新政権閣僚他、12月7日発表】
・保健福祉長官:ザビエル・ベセラ氏
・外国医総長:ヴィヴェック・マーシー氏
・疾病予防管理センター(CDC)所長:ロシェル・ワレンスキー氏
・コロナウイルス諮問委員会議長:マルセラ・ヌネス・スミス氏
・コロナウイルス タスクフォース委員兼大統領カウンセラー:ジェフ・ザイエンツ氏
・コロナウイルス タスクフォース委員:ナタリー・キリアン氏
・国立アレルギー・感染症研究所所長兼最高顧問:アンソニー・ファウチ氏(続投)
【新政権閣僚他、11月30日発表】
・財務長官:ジャネット・イエレン氏
・行政管理予算局長:ニーラ・タンデン氏
・財務副長官:ワリー・アデエモ氏
・経済諮問委員会議長:セシリア・ラウズ氏
・経済諮問委員会委員:ジャレッド・バーンスタイン氏
・経済諮問委員会委員:ヘザー・バウシー氏
【新政権閣僚他、11月23日発表】
・国務長官:アントニー・ブリンケン氏
・国土安全保障長官:アレハンドロ・マヨルカス氏
・国家情報長官;アヴリル・ヘインズ氏
・国際連合大使:リンダ・トーマス・グリーンフィールド氏
・気候担当特使;ジョン・ケリー氏
【ホワイトハウス上級スタッフ、11月17日発表】
・大統領上級顧問:マイク・ドニロン氏
・大統領副首席補佐官:ジェン・オマリー・ディロン氏
・大統領顧問:ダナ・レムス氏
・大統領顧問:スティーブ・リケッティ氏
・ホワイトハウス公共事業局の上級顧問:セドリック・リッチモンド氏
・ホワイトハウス政府間局長:ジュリー・ロドリゲス氏
・オーバルオフィスオペレーションディレクター:アニート・マシーニ氏
・ファーストレディの上級顧問:アンソニー・バーナル氏
・ファーストレディの補佐官:ジュリサ・レイノソ・パンタレオン氏
【ホワイトハウス上級スタッフ、11月12日発表】
・大統領首席補佐官:ロン・クレイン氏
トランプ大統領、久しぶりに内閣会議を招集
12月16日、敗北のショックに打ちひしがれているトランプ大統領は、数カ月ぶりの内閣会議を招集する予定だという。
トランプ大統領は選挙以来軽いスケジュールを維持し、定例ツイートもしくはリツイートに時間を割いている。
また、15日に共和党の同盟国、ミッチ・マコーネル上院院内総務がバイデン氏は次期大統領に認めると公言した際には、「諦めるのは早すぎる」と反抗的なツイートを投稿した。
・共和党のボス、ジョー・バイデンの勝利を認定
新政権の気候政策補佐官はジーナ・マッカーシー氏
ABCニュースによると、バイデン氏はオバマ政権時代に環境保護庁を指揮したジーナ・マッカーシー氏を国内気候政策補佐官に指名する予定だという。
マッカーシー氏は現在、国家資源防衛協議会の議長を務めている。
気候対策関係の高官の発表は、気候担当特使に任命されたジョン・ケリー氏(元国務大臣)以来二人目。
気候政策補佐官は、ホワイトハウス気候対策部門のナンバー2に位置する。
12月15日
新政権の運輸長官はピート・ブティジェグ氏
ABCニュースによると、バイデン氏はピート・ブティジェグ氏を運輸長官に指名する意向を表明したという。
ブティジェグ氏は38歳。LGBTQであることを公表しており、インディアナ州サウスベンドの市長を務めた。
またABCニュースは、元ミシガン州知事のジェニファー・グランホルム氏がエネルギー省長官に任命されると報じた。
・運輸長官:ピート・ブティジェグ氏
・エネルギー省長官:ジェニファー・グランホルム氏
バイデン氏がジョージア州で演説
12月15日午後、トランプ大統領に勝利したジョー・バイデン次期大統領がジョージア州アトランタで上院議員候補のジョン・オソフ氏とラファエル・ワーノック氏を応援した。
バイデン氏はまず、感染予防対策を徹底したドライブインラリーの支持者に勝利を報告したうえで、「ありがとう」と伝えた。
ジョー・バイデン氏:
「あなたの投票は数えられ、数えられ、そして三度数えられた」
「ジョージアで3回優勝したような気がする。私はドナルド・トランプだけでなく、彼の法務チームにも勝った。私は皆と一緒に戦い、勝った。本当にありがとう」
「ジョージアは嫌がらせを受けても沈黙しなかった。ジョージアはドナルド・トランプやテキサス、また他の関係者のように民意を否定しなかった」
「オソフとワーノックは民主主義を支持している。私たちもふたりを支持し、信頼し、D.C.の仲間として受け入れる」
一方、ジョージア州上院決戦投票で民主党候補と対峙するケリー・レフラー上院議員とデイビッド・パデュー上院議員は、ジョージアの民意、約500万票を無効にすべきと主張している。
President-elect Joe Biden calls on Georgians to vote in the Senate runoffs, and to vote early: "You've gotta vote in record numbers again...Yes, you still need to vote as if your life depends on it, because it does." https://t.co/e705SEl9BP pic.twitter.com/8VM3Wfu88V
— ABC News (@ABC) December 15, 2020
2021年1月20日の就任式について
12月15日、大統領就任委員会は来年1月20日の就任式について、「バイデン氏とハリス氏は健康と安全のルールを順守し、オフィスで宣誓する」と述べた。
就任委員会のトニー・アレン委員長は声明で、「私たちの目標は、市民の安全を確保し、式典の伝統を尊重し、包括的かつ公平で統一された新政権のビジョンを示すことだ」と語った。
バイデン氏は1月20日の就任式について、「ワシントンD.C.に足を運ばず、自宅で見てほしい」と推奨している。
当局者によると、バイデン氏およびハリス氏と接触する可能性のあるすべての関係者に事前のコロナウイルス検査を指示する予定だという。
また就任委員会は、食品医薬品局(FDA)のデビッド・ケスラー元長官が就任式の主任医療顧問を担当すると発表した。
トランプ大統領「ジョージア州選挙当局者は刑務所に収監される」
来年1月20日に引退するトランプ大統領は、ジョージア州当局者を非難する保守的なリン・ウッド弁護士のツイートをリツイートし、「ジョージア州選挙当局者は刑務所に収監されるべき」と主張した。
リン・ウッド弁護士(トランプ大統領):
「トランプ大統領は本当にいい人です。彼は人を解雇することが好きではありません。彼は共和党員を刑務所に入れることを嫌がっています。しかし、ジョージア州知事のブライアン・ケンプとブラッド・ラフェンスパーガー州務長官は正しいことをしませんでした。ふたりはまもなく刑務所に入るだろう」
共和党員のケンプ州知事とラフェンスパーガー州務長官はトランプ大統領の強力な同盟国だが、不正投票の訴えに関しては最後まで否定的な立場を貫き通した。
ウッド弁護士は「クラーケンを解き放った」シドニー・パウエル弁護士とともにトランプ大統領をバックアップしている。しかし、裁判所はふたりおよび関係者の反抗的な訴訟攻撃の大半を撃ち落としている。
プーチン大統領、ついに沈黙を破る
14日に行われた選挙人投票の結果を受け、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がジョー・バイデン氏の勝利を初めて祝福した。
12月15日にクレムリンが発表した声明によるとプーチン大統領は、「ジョー・バイデン次期大統領の成功を祝福する。世界の安全と安定に特別な責任を負っているロシアと米国は、様々な問題や課題の解決に貢献できる」と述べたという。
ウラジーミル・プーチン大統領(声明):
「私はあなたと交流する準備ができている」
ファウチ博士、次期大統領と副大統領にワクチン接種を要請
12月15日、米国立アレルギー・感染症研究所のアンソニー・ファウチ博士はABCニュースの取材に対し、「バイデン次期大統領とハリス次期副大統領に、速やかにワクチンを接種するよう勧める」と述べた。
アンソニー・ファウチ博士:
「できるだけ早く予防接種を受け、大統領に就任するまでに身体を保護してほしいと強く思っている。私は接種を強く推奨する」
一方、新政権移行チームは12月14日にバイデン氏のワクチン接種について尋ねられ、「次期大統領はファウチ博士と連絡を取り合っており、彼がそうすることを勧めたときに公の場で接種する予定」と答えた。
ファウチ博士は「トランプ大統領にも接種を推奨するか?」と尋ねられ、「すでに防御抗体を持っているとしても、私は大統領とペンス副大統領にワクチン接種を勧める」と答えた。
またファウチ博士は、ワクチンの保護期間が分からないことについても言及し、「一度コロナに感染したから大丈夫と思わないでほしい」と述べた。
新政権でもコロナウイルス対策チームと新大統領の最高顧問を務めるファウチ博士は、1週間以内にファイザーワクチンを接種する予定だという。
・ファイザーワクチンを接種した人は、マスクから解放されますか?
トランプ大統領「バーは素晴らしい仕事をした」
来年1月20日に退任するトランプ大統領は、辞任を表明したビル・バー司法長官に定例ツイートで感謝の意を伝えた。
ドナルド・トランプ大統領:
「バーは素晴らしい仕事をした。私たちの関係はとても良いものだった」
バー司法長官は根拠を提示しない反抗的なトランプ訴訟を厳しく批判し、大統領との関係悪化が伝えられていた。
12月14日
米保健福祉長官「12月末までに約2,000万人にワクチンを提供できる」
12月14日、アレックス・アザール保健福祉長官は記者会見で、「12月末までに約2,000万人、来年1月までに約3,000万人にコロナウイルスワクチンを提供できる」と述べた。
当局は3月末までに約1億人が初回接種を終えると予測している。
オペレーション・ワープ・スピードの執行を統括するグスタフ・ベルナ将軍は、「今週末までに4つの州の介護施設でファイザーワクチンの投与を開始する」と述べた。
ファイザーワクチン最初の接種者はニューヨークの看護師
ニューヨーク市の看護師、サンドラ・リンゼイ氏が全米のファイザーワクチン接種者第1号になったという。(臨床試験を除く)
接種の様子はテレビでライブ中継された。
Watch LIVE as the first person in New York gets vaccinated: https://t.co/a3p8QOtK6w
— Andrew Cuomo (@NYGovCuomo) December 14, 2020
コロナウイルス/アメリカの累計死亡者、30万人突破
ジョンズ・ホプキンズ大学のまとめによると、アメリカの累計感染者数は1,640万件、累計死亡者は30万人。12月13日の新規陽性者数は190,920件、死亡者は1,389人だった。
・累計死亡者数:30万人突破。世界最高を更新中。
・全米の入院患者:108,000人以上。過去最高を更新中。
・カリフォルニア州:12月12日の新規陽性者数35,700件以上。過去最高を更新。
・ロサンゼルス郡:12月11日の新規陽性者数13,815件。過去最高を更新。
・トランプ大統領:ウィスコンシン州の訴訟を失う。
・ファイザーワクチンの接種が始まる。
【世界の感染状況/12月15日時点】
累計感染者 | 累計死亡者 | 新規感染者 (直近) | |
世界 | 7,260万人 | 162万人 | - |
アメリカ | 1,640万人 | 30万人 | 190,920人 |
インド | 988万人 | 14.3万人 | 27,071人 |
ブラジル | 690万人 | 18.1万人 | 21,825人 |
ロシア | 263万人 | 46,404人 | 27,651人 |
フランス | 238万人 | 58,282人 | 11,533人 |
日本 | 18.1万人 | 2,481人 | 2,367人 |
ペンシルベニアとニューヨークの選挙人がバイデン氏に票を投じ、トランプ大統領と無益な訴訟に別れを告げる
激戦州ペンシルベニア州の選挙人20人が票を投じ、トランプ大統領と無益な訴訟に別れを告げた。
リベラルなニューヨーク州の29人も投票を終えた。
選挙人を務めたヒラリー・クリントン州議会議員とビル・クリントン前大統領は、1mmも迷うことなくバイデン氏に投票した。
トランプ大統領を敵視するアンドリュー・クオモNY州知事は投票後の声明で、「選挙人の素晴らしい仕事に感謝したい」と述べた。
投票後、ヒラリー・クリントン氏は選挙人団の廃止を求めるツイートを発信した。
クリントン氏は2016年の大統領選挙でトランプ大統領に300万票近い大差をつけたが、激戦州の選挙人を失ったことで敗北している。
I believe we should abolish the Electoral College and select our president by the winner of the popular vote, same as every other office.
— Hillary Clinton (@HillaryClinton) December 14, 2020
But while it still exists, I was proud to cast my vote in New York for Joe Biden and Kamala Harris. pic.twitter.com/th9qebu9ka
ウィスコンシン州、トランプ大統領の訴訟を叩き落とす
保守的なウィスコンシン州の裁判所はトランプ保守大統領の異議申し立てを4対3で却下し、「挑戦は・・・・・・無益だ」と声明を発表した。
トランプ大統領は郵便投票の集計にクレームをつけたが、4人の裁判官は選挙のはるか前に問題を提起すべきだったという結論に達した。
ブライアン・ハーゲドルン裁判官は声明で、「提起された問題は、選挙のずっと前に解決できたはずだ。選挙後にのそのそとこの問題を提起するトランプ大統領のやり方は不合理である」と語った。
選挙人投票スタート
12月14日午前10時、インディアナ州、ニューハンプシャー州、テネシー州、バーモント州で選挙人投票が始まった。
・米大統領選2020/12月14日は選挙人投票の日です
今後の予定
・12月8日:集計締め切り
・12月14日:選挙人投票(538人)
・12月23日:連邦議会に結果を通知
・1月6日:票集計、勝利宣言
・1月20日正午:就任式