◎共和党のミッチ・マコーネル上院院内総務がジョー・バイデン氏を次期大統領と正式に認めた。
◎12月14日に行われた選挙人投票の結果、予定通りバイデン氏が306票を獲得し、選挙の結果は事実上確定した。
2020年12月8日 Newscom/ワシントンD.C.キャピトルヒル、ミッチ・マコーネル上院院内総務

12月15日、共和党のミッチ・マコーネル上院院内総務は声明で、ジョー・バイデン氏を次期大統領と正式に認めた

マコーネル氏は、「選挙人団が選んだ。正式に次期大統領と副大統領が決まった」と述べた。

ミッチ・マコーネル上院院内総務:
「ジョー・バイデン次期大統領を祝福したい。選挙人団が彼を認めた。彼は過半数を獲得した」

12月14日に行われた選挙人投票の結果、予定通りバイデン氏が306票を獲得し、選挙の結果は事実上確定した。

選挙人の投票用紙は、2021年1月6日に開催される上院と下院の合同会議(ペンス副大統領主催)でカウントされ、最終承認される。

今後の予定
12月8日:集計締め切り
12月14日:選挙人投票(538人)
・12月23日:連邦議会に結果を通知
1月6日:票集計、勝利宣言
・1月20日正午:就任式

2020年12月15日 上院テレビ/ワシントンD.C.キャピトルヒル、ミッチ・マコーネル上院院内総務

マコーネル氏はトランプ大統領が残した業績について言及した後、他の上院議員に選挙人投票の結果を受け入れると述べた。

ミッチ・マコーネル上院院内総務:
「私たちの多くは、大統領選挙の結果が異なるものになることを望んでいた。しかし、アメリカの憲法が次期大統領を認め、1月20日に誰が宣誓するかを決めた。上院はふたりのことをよく知っている。ジョー・バイデンとカマラ・ハリスは長年公務に専念してきた」

「カリフォルニア州上院議員のハリス次期副大統領を祝福したい。私たちはアメリカ史上初の女性副大統領を誇りに思うことができる」

続いて演説を行った民主党のチャック・シューマ―上院少数党首は、「マコーネル上院院内総務はトランプ大統領に、残りの任期を優雅さと尊厳を持って終えるべきだと忠告すべきだ」と述べた。

チャック・シューマ―上院少数党首:
「私たちの民主主義のために、そして政権交代のために、共和党はシェナニガンを止め、ジョー・バイデンが次期大統領になることを認めるべきだ」

15日にジョージア州でキャンペーンを行うバイデン氏は記者団に対し、「マコーネルと良い会話をした」と述べ、来年から一緒に働くことを楽しみにしていると表明した。

ジョー・バイデン氏:
「今日、ミッチ・マコーネルと話した。私は彼に、お祝いの言葉に感謝すると言った。私たちはまだ多くのことに同意できていない。しかし、彼は一緒に解決することができると言った」

「私たちは目的に向け、まっすぐ前を向いている。近いうちに会談することで合意した」

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