民主党の大統領候補者選び、バイデン氏がサンダース氏をリード

 民主党の大統領候補者を決める予備選挙がフロリダ、イリノイ、アリゾナ州で行われ、ジョー・バイデン氏が3州で勝利を確定、「ハットトリック」を達成した。一時はバーニー・サンダース氏に大きく水をあけられていたものの、スーパーチューズデーでの大勝/勢いを維持、民主党の大統領候補者に向けて大きく前進した。

 一方のサンダーズ氏は、苦しい戦いを強いられている。AP通信によると、フロリダ州のほとんどの地区、有権者がバイデン氏を支持、イリノイ州でも2倍近い得票差をつけられそうな情勢である。また、アリゾナ州も同様、ヒスパニック系の有権者が多い地域では、票はほぼ二分された

 フロリダ州有権者の多くがバイデン氏を支持しており、同氏の支持率は75%に到達する勢いである。また世論調査・出口調査では、多くの有権者がバイデン氏であればトランプ大統領を破ると述べた。また、高齢者もバイデン氏を支持する傾向にある。

 サンダース氏はイリノイ州とアリゾナ州で大敗を喫し、フロリダでも圧倒的な得票差をつけられた。ある郡では予備選挙から撤退したマイケル・ブルームバーグに次ぐ3位に終わっている

 候補者の権利を得る代議員数は1,991人、バイデン氏とサンダース氏の差は300人近くにまで広がっており、待ったなしの状態に追い詰められている

 オハイオ州も17日に予備選挙を行う予定だったが、コロナウイルスの拡大を防ぐという理由で投票日を6月に延期した。また、ジョージア、ルイジアナ、メリーランド、ケンタッキーの4州も投票日の延期を決めている。

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