トランプ大統領の同盟国、ルディ・ジュリアーニ氏がコロナに感染

12月6日、トランプ大統領はツイッターで自身の顧問弁護士、ルディ・ジュリアーニ氏（76歳）がコロナウイルス検査で陽性を示したとツイートした。

ドナルド・トランプ大統領：
「ルディ・ジュリアーニはニューヨークの歴史上、最も偉大な市長であり、アメリカの歴史の中で最も腐敗した選挙の不正を暴くために、たゆまぬ努力を続けてきた」

「ルディはチャイナウイルスの検査で陽性を示した。しかし、彼はすぐに良くなる。私たちは続ける」

ABCニュースによると、ジュリアーニ氏は6日にワシントンD.C.のメッドスタージョージタウン大学病院に入院したという。なお、陽性診断日、容態などについては分かっていない。

歴史上最も偉大な元ニューヨーク市長は6日夜に「気分が良い」とツイートした。

ルディ・ジュリアーニ氏：
「すべての祈りと親切な願いをしてくれた私の友人たち、関係者に感謝する。私はすぐに回復し、追いつきます」

ジュリアーニ氏は大統領選挙の結果を覆すために、ペンシルベニア、ミシガン、アリゾナなどの激戦州で訴えおよび訴訟手続きなどを行ってきた。

2日に開催されたミシガン州の公聴会では、マスクを着用せずに「選挙は不正と詐欺に満ちている」と主張した。

12月3日、ジュリアーニ氏はジョージア州上院司法委員会の公聴会に出席し、ノーマスクで選挙結果に異議を唱えた。

ジョージア州上院の報道官はABCニュースの取材に対し、「公聴会に出席した上院職員はコロナウイルス検査を受け、結果を受け取るまで在宅勤務を指示された」と語った。

一方、チームトランプはジュリアーニ氏の検査について、「ワシントンD.C.に戻ってから48時間以上症状を経験せず、各州に向かう前のコロナウイルス検査で陰性を確認していた」と主張した。

また、ジュリアーニ氏と密接に接触したチームのメンバーは、医師の指示と疾病予防管理センター（CDC）のガイドラインに従い、検査と自己隔離を開始するという。

ABCニュースによると、ジュリアーニ氏は、今年の夏にコロナウイルスに感染したチームトランプの顧問、ジェナ・エリス氏と連日行動を共にしていたという。なお、エリス氏も自己隔離に入っている。

11月20日、トランプ大統領の特別補佐官を務めるジュリアーニ氏の息子、アンドリュー・ジュリアーニ氏がコロナウイルス検査で陽性と診断され、翌日、ドナルド・トランプジュニアの感染も確認された。

アメリカの累計感染者数は約1,480万人、累計死亡者は28万人を超えた。

先週、ホワイトハウスコロナウイルス対策チームは声明で各州知事に警告を発し、「必要な場合を除いて、外出してはいけない」と高齢者に助言するよう促していた。