アメリカのマイク・ポンペオ国務長官は、「グローバルな課題」について話し合う7ヵ国弾丸ツアーを開始した。
ポンペオ国務長官は欧州と中東の高官と会談する予定。なお、会談を予定している7か国は、ジョー・バイデン新大統領の勝利を祝福している。
14日、ポンペオ国務長官は最後の公式訪問になると思われるフランスで関係者と会談、ミーティングの様子をツイートした。
アメリカの外交責任者はトランプ大統領の敗亡を認めておらず、現在の異常な状況を覆い隠そうとしている可能性がある。
ポンペオ国務長官はツイートの中で、「フランスの代表者とテロやパンデミックなどの世界的な課題について話し合った」と述べた。
フランスはコロナウイルス感染拡大の影響による全国的なロックダウンを継続し、マスク着用令なども発効している。しかし、ポンペオ国務長官はいつものようにマスクを紛失していた。
Pleased to speak at @i_montaigne in Paris about the global challenges we are facing today, from terrorism to the COVID-19 pandemic. The United States and France have been close partners since the founding of our nation, and we’ll continue to address our shared concerns together. pic.twitter.com/RJz0x2sMHO
— Secretary Pompeo (@SecPompeo) November 14, 2020
フランスのジャン=イヴ・ル・ドリアン外相は地元メディアの取材の中で、「今のところ、私はマイク・ポンペオと会談する予定である。彼の任期は1月20日・・・」と新政権への移行日について言及した。
ジャン=イヴ・ル・ドリアン外相:
「彼はパリに来ている。私は彼を迎える。イラク、イラン、中国、中東など、難しい問題について議論する」
「私はすべきでないことを国務長官に伝える。それはイラクでも同じ話だ」
ル・ドリアン外相はアメリカ軍のアフガニスタン完全撤退の加速を容認せず、イラクに関しても同じ考えを伝えると示唆し、「トランプ政権がそれを実行したうえで退くことを懸念している」と述べた。
マクロン大統領とトランプ大統領の関係は緊迫している。
マクロン大統領は7月14日の革命記念日にトランプ大統領をゲストとして招き、良い関係を築こうとした。
しかし、トランプ大統領はその直後にパリ協定離脱を表明、マクロン大統領を打ちのめした。
マイク・ポンペオ国務長官、「第二期トランプ政権に移行する」と冗談を言う
ポンペオ国務長官はフランスの後、トルコ、ジョージア、イスラエル、アラブ首長国連邦、カタール、サウジアラビアを訪問する予定である。
トルコ、ジョージア、カタールはトランプ政権と厄介な関係を構築している。
ロシアのミサイル防衛システムを購入したトルコとアメリカの関係は特に緊張しており、現時点でポンペオ国務長官と政府高官との会談は予定されていない。(イスラム教の指導者と会談する予定)
また、トランプ大統領に打ちのめされたパレスチナの当局者は、ポンペオ国務長官のヨルダン川西岸、プサゴット集落の訪問計画を非難し、モハマド・シュタイエ首相も、「強制された提案を合法化する危険な行為」とツイートで懸念を表明した。
ポンペオ国務長官は、弾丸ツアー前の記者会見で次のように述べている。
マイク・ポンペオ国務長官:
「私は国務長官だ。世界中から電話がかかってくる。彼らは皆、選挙を見守っている」
「彼らは私たちの法的手続きの権利を認めている。彼らは訴訟には時間がかかると理解している」
ポンペオ国務長官と対峙したフランスのル・ドリアン外相は8日の記者会見で、「アメリカのバイデン新大統領と協力して、新しい大西洋横断関係を構築する。素晴らしいことだ」と述べた。