▽事故は12日の正午過ぎに発生。ニューヨーク州ウェストチェスター郡空港からハドソンのコロンビア郡空港に向かっていた小型機がマサチューセッツ州との州境に近い野原に墜落した。
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米ニューヨーク州北部の野原に小型飛行機が墜落した事故について、国家運輸安全委員会(NTSB)は13日、地元当局が乗っていた6人全員の死亡を確認したと明らかにした。
事故は12日の正午過ぎに発生。ニューヨーク州ウェストチェスター郡空港からハドソンのコロンビア郡空港に向かっていた小型機がマサチューセッツ州との州境に近い野原に墜落した。
NTSBと連邦航空局(FAA)が墜落の原因を調べている。
NTSBの調査官は13日の記者会見で、「パイロットは管制官に問題が発生したことを伝え、その後、別ルートでコロンビア郡空港への着陸を要請した」と語った。
また調査官は「パイロットは管制官にその旨を伝えた時、かなりの低空を飛行し、管制官は高度を上げるよう繰り返し呼びかけた」と述べた。「管制官はパイロットに、高度が低すぎる、警報が出ている、高度を上げろと伝え、その後、3回通信を試みたが、応答はなく、救難信号もなかった...」
NTSBによると、小型機は平坦な野原に「かなりの降下速度」で墜落したという。
NTSBの調査官は14日午後の記者会見で「飛行機の所有者でもあるパイロットは24年10月にパイロット免許を取得し、追加訓練を受ける必要があった」と明らかにした。
NTSBは今後5日間現場に留まり、証拠を収集するとしている。
現地メディアによると、亡くなった6人は同じ家族で、うち1人は2022年にNCAA(全米大学体育協会)ウーマン・オブ・ザ・イヤーを受賞した元女子サッカーの選手であった。
米国では飛行機やヘリの墜落事故が相次いでいる。
11日にはフロリダ州ボカラトンの住宅地近くに小型飛行機が墜落し、乗っていた3人全員が死亡。車が巻き込まれ、1人が負傷した。
10日にはニューヨーク市のハドソン川に観光ヘリコプターが墜落し、パイロットとスペイン人観光客5人全員が死亡した。