◎イスラエル軍は「ロケット弾の迎撃に失敗した」と声明を出した。
2024年12月21日/イスラエル、テルアビブ、フーシ派のロケット弾が着弾した現場(AP通信)

イエメンの親イラン武装組織フーシ派がイスラエル・テルアビブに向けてロケット弾を発射し、ガラスが割れるなどして16人が軽傷を負った。イスラエル軍が21日、明らかにした。

現地メディアによると、21日の午前4時前に空襲警報が鳴ったという。

イスラエル軍は「ロケット弾の迎撃に失敗した」と声明を出した。

フーシ派は声明で、「今週のイスラエルによる空爆の報復としてミサイル攻撃を行い、テルアビブの軍事目標を破壊した」と主張した。

イスラエル軍は19日にイエメンの首都サヌアとホデイダの港を空爆、少なくとも9人が死亡した。この空爆はフーシ派によるミサイル攻撃への報復であった。フーシ派は19日にイスラエル中部の軍事施設をドローンで攻撃したと主張している。

イスラエル軍によると、フーシ派は23年10月にガザ紛争が始まって以来、イスラエルに向けて200発以上のミサイルやドローンを発射したという。

国連はイスラエルによる19日の空爆について、ホデイダの港にかなりの被害をもたらしたと報告している。

ホデイダは内戦下のイエメンに食料を輸送する拠点となっている。

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