◎フーシ派はイスラエル軍がパレスチナ・ガザ地区から撤退するまで紅海やアデン湾の船舶を攻撃すると宣言。イスラエルと関係のない船舶も被害を受けている。
イエメン、首都サヌア、親イラン武装組織フーシの戦闘員(Getty Images)

イエメン親イラン武装組織フーシ派が10日、紅海を航行中のリベリア船籍のケミカルタンカーを攻撃した。

英国海運貿易オペレーション(UKMTO)によると、リベリア船籍のタンカーが何かしらの被害を受けたとみられる。死傷者の情報はない。

フーシ派の報道官は10日夜に放送された声明で、タンカーに向けて複数の弾道ミサイルを発射したと主張した。

それによると、少なくとも1発が着弾し、3発が周辺海域に落下したという。

米中央軍(CENTCOM)はこの主張に関するコメントを出していない。

フーシ派はイスラエル軍がパレスチナ・ガザ地区から撤退するまで紅海やアデン湾の船舶を攻撃すると宣言。イスラエルと関係のない船舶も被害を受けている。

フーシ派は昨年10月以来、この海域の80隻以上の船舶にミサイルやドローン攻撃を仕掛け、計4人の船員を殺害。1隻を拿捕し、2隻を撃沈した。

その他のミサイルやドローンは米軍主導の連合軍に撃墜されるか、目標に届かず海上に落下している。

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