◎GDLは減給なしで労働時間を週38時間から35時間に削減するよう求めている。
ドイツの鉄道運転士を代表する労働組合GDLは16日、ドイツ鉄道(国鉄)との労使交渉を再開し、来週にも結果が出ると確信していると明らかにした。
GDLは過去数カ月間、組合員に何度もストライキを呼びかけ、会社に圧力をかけてきた。
12日のストは航空大手ルフトハンザの客室乗務員ストと重なり、混乱に拍車をかけた。
GDLは減給なしで労働時間を週38時間から35時間に削減するよう求めている。会社はこれを拒否し、11%の賃上げを提案した。
会社はその後、妥協案として2028年までに労働時間を週38時間から36時間に短縮すると提案。しかし、GDLはこれを拒否しているようだ。
ドイツ鉄道も16日、労組との協議を再開したと発表した。
同社の広報担当は声明で、「我々は多くの問題で合意に達し、来週中にも結果を出せると確信している。GDLはそれまでストを自粛する」と述べた。