◎市場も金利が据え置かれると予想していた。
トルコ、イスタンブール、エルドアン大統領の看板と歩行者(Emrah Gurel/AP通信)

トルコ中央銀行が22日、主要政策金利を45%に据え置き、インフレに対処する一連の積極的な利上げを停止した。

理事会は声明で、「消費者物価指数(CPI)の基調に大幅かつ持続的な低下が見られるまで現行金利を維持する」と述べた。

今月総裁に就任したカラハン(Fatih Karahan)氏は「ディスインフレ路線を確立するために必要な金融引き締めを達成した」と述べていた。

市場も金利が据え置かれると予想していた。

エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は今月3日、縁故採用疑惑で辞職したエルカン(Hafize Gaye Erkan)前総裁の後任にカラハン氏を任命した。

エルカン氏は同国初の女性総裁であり、一連の疑惑を強く否定している。

エルカン氏は在任中、金利を8.5%から45%まで引き上げた。

この利上げにもかかわらず、インフレ率は高止まりしている。1月のCPIは65%近く上昇した。

一方、トルコリラは今週、対ドルで史上最安値を更新。1ドル=31リラとなった。

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