◎ナイジェリアではボートの転覆・沈没事故が多発しており、原因の多くが過積載や安全対策の不備とされる。
ナイジェリア北部タラバ州の河川でボートが転覆し、70人以上が行方不明になっている。地元当局が30日、明らかにした。
それによると、事故は28日遅くに発生。ボートには市内の魚市場から戻る商人などが乗船していたとみられる。
タラバ州知事室はこの事故を受け、ボートの運航管理者に救命胴衣の使用を命じた。
地元テレビ局によると、事故の詳細はほとんど明らかになっておらず、生還した人がいるかどうかも不明。
ナイジェリアではボートの転覆・沈没事故が多発しており、原因の多くが過積載や安全対策の不備とされる。
タラバ州警察の報道官は記者会見で、「捜査官を現地に派遣し、事故原因を調査している」と語った。
それによると、地元の漁師やボランティアが行方不明者の捜索を支援しているという。
中部ナイジャ州の河川で先月発生したボート転覆事故では少なくとも28人が死亡、数十人が今も行方不明のままである。
北部クワラ州のニジェール川では今年6月、結婚式帰りの住民を乗せたボートが転覆し、100人以上が死亡した。