◎乳児の氏名、性別、国籍、死因は明らかにされていない。
2022年8月24日/オランダ北東部、ドイツ国境近くの亡命希望者受付センター(ロイター通信)

オランダ当局は24日、北東部のドイツ国境近くにある亡命希望者受付センターで生後3カ月の乳児が死亡したと報告した。

乳児の氏名、性別、国籍、死因は明らかにされていない。

現場はドイツと国境を接するテルアペル(Ter Apel)のスポーツセンター。このセンターは現在、亡命を希望する人々の受付所として利用されているようだ。

同センターで医療を提供している保健機関は声明で、「できる限りの医療支援を施したが、乳児は死亡した」と述べている。

また同機関は乳児の死に関与した可能性がある個人を調査するとした。乳児がいつどこで発見されたかは分からず、母親の有無も不明。

ロイター通信によると、この受付センターに連行された亡命希望者は屋外で寝るなど、劣悪な環境下に置かれているという。

ロイターは専門家の話を引用し、「政府は亡命申請の処理に手間取っている」と報じた。

オランダ公共放送BNNによると、亡命希望者を受け入れる施設が限られている影響で手続きに時間がかかっているという。

アムステルダムの国会議員はこのニュースに衝撃を受け、センターを運営する機関に説明を求めている。

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