◎南アはアフリカ大陸を代表する経済大国のひとつだが、計画停電と高失業率に悩まされてきた。
2023年12月29日/南アフリカ、ヨハネスブルグの民家(ロイター通信)

南アフリカで新年の計画停電が実施され、多くの家族がロウソクを灯し、通電を待った。

国営電力会社エスコム(Eskom)は国内で消費される電力の80%を石炭火力発電で賄っている。

エスコムは1日の声明で、「2日の午前5時~午後4時まで計画停電を実施する」と発表した。

計画停電は需要の急増に対処するものであり、これを放置すれば発電所から送られてきた電気を調整する変電所の故障を招き、ブラックアウトに発展する恐れがある。

エスコムは昨年、12月下旬から元旦にかけての18日間、計画停電を実施するとX(旧ツイッター)に声明を投稿。国民を驚かせた。

最初の4日間は全国9地域で1日最大2時間、次の8日間は1日最大4時間停電したと伝えられている。

地元メディアによると、計画停電は2日以降も続く見通し。エスコムは実施期間を明らかにしていない。

南アはアフリカ大陸を代表する経済大国のひとつだが、計画停電と高失業率に悩まされてきた。計画停電は半年ほど前から数えきれないほど実施され、ほぼ常態化している。

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