◎保健省によると、ウイルスの詳細は不明。感染拡大を防ぐために赤道ギニアの国境警備を強化したという。
2015年6月12日/カメルーン、赤道ギニア国境近くの町(ロイター通信)

カメルーン政府は10日、隣国赤道ギニアで原因不明のウイルスが確認されたことを受け、国境沿いの移動を制限していると発表した。

保健省によると、ウイルスの詳細は不明。感染拡大を防ぐために赤道ギニアの国境警備を強化したという。

保健省は声明の中で、「世界保健機関(WHO)と米疾病予防管理センター(CDC)の専門家の支援を受け、調査が進められている」と報告した。

赤道ギニア政府は8日、カメルーン国境沿いのキエンテム(Kie-Ntem)で「異常な疫学的状況」が報告され、9人の死亡を確認したと発表した。

カメルーン保健省によると、キエンテムのある集落では少なくとも20人が原因不明のウイルスに感染・死亡したとみられる。

同省はキエンテムの保健当局者の声明を引用し、「正体不明のウイルスの症状は鼻血、発熱、関節痛などで、症状が出てから数時間以内に死亡するという報告を受けている」と述べている。

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