◎テロは市中心部の道路で10日早朝に発生。オートバイには4~5キロの爆薬が積まれていたとみられる。
パキスタン、北西部カイバル・パクトゥンクワ州ペシャワル、自爆テロが発生したモスク(Muhammad Sajjad/AP通信)

パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州ペシャワルで爆発物を積んだオートバイが爆発し、2人が死亡、1人が重傷を負った。警察当局が10日、明らかにした。

それによると、テロは市中心部の道路で10日早朝に発生。オートバイには4~5キロの爆薬が積まれていたとみられる。

爆発に巻き込まれた歩行者2人が死亡、1人が重傷を負い、病院に搬送された。

ペシャワルはカイバル・パクトゥンクワ州の州都であり、かつてTTP(パキスタンのタリバン運動)の拠点があった。

ペシャワルでは近年、爆弾テロや銃撃事件が相次いでいる。

シャリフ(Shehbaz Sharif)首相は10日、犠牲者に哀悼の意を表し、「テロを根絶する取り組みを続ける」と表明した。

TTPとアフガンのタリバンは別組織だが、思想は共有している。TTPは現在、アフガンの山岳地帯に潜伏しているとみられ、2022年11月に中央政府との停戦協定を一方的に打ち切り、軍と警察への攻撃を強化した。

スポンサーリンク