◎警察の報道官は即席爆発装置(IED)が爆発したと発表。犯行声明を出した組織は確認されていない。
パキスタン、南西部バルチスタン州クエッタ(Getty Images)

パキスタン南西部バルチスタン州の州都クエッタで爆発があり、少なくとも1人が死亡、14人が負傷した。警察当局が30日、明らかにした。

それによると、爆発はクエッタの北東に位置する地区で発生。ガス田の調査を行っていた企業の従業員が巻き込まれたという。

警察の報道官は即席爆発装置(IED)が爆発したと発表。犯行声明を出した組織は確認されていない。

バルチスタン州では四半世紀ほど前から政府と分離主義勢力による紛争が続いている。

同州に拠点を置く分離主義勢力「バルチスタン解放軍(BLA)」などの反乱軍は州の資源を分配するよう中央政府に求めていたが、後に独立を求めて反乱を起こした。

中央政府は同州の反乱を鎮圧したと主張しているものの、今年も多くの市民が自爆テロや銃撃に巻き込まれ死亡している。

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